新型ヤリス 特集




なぜトヨタは自然吸気エンジンを新開発したのか!?

あまりの予想外の動きでカーメディアのAJAJ会員も何も言えなくなってしまった。ベンツ様もビーエム様もモジュラー設計の「廃材」のようなエンジンを使っているのに、トヨタ開発車の最廉価モデルになるヤリスには、とても贅沢な新開発の1.5L自然吸気エンジンが与えられている。6600rpmで最高出力を絞り出すハイチューンにMTを組み合わせている。スポーティで贅沢なトヨタに対して、ファミリーカーだか商用車風情の設計に終始するベンツとビーエム。立場が完全に逆転してないか!?

 

日本車アンチを・・・

そりゃカーメディアも空いた口が塞がらない。もう二度と「駆け抜ける喜び。ト⚪︎タと違ってダイレクトなフィールが気分を高めてくれる。」みたいな使い古されたフレーズが完全に封印されてしまう。「ドイツ車は素晴らしい!!日本車はまだまだあらゆる部分が足りない!!」といった共同幻想をいまだに抱えやすい世代(50歳以上でしょうか!?)にとっては、最後に残っていたちっぽけな「認識」がグチャっと潰れた音がしたか・・・?

 




MAZDAは正しかったが・・・

MAZDAこそが至高と唱えていた人々(MAZDA関係者&ファン)にとっても、不意に顔面にパンチを喰らってフラフラかもしれない。国内外の他社がスポーツカーの標準だったガソリンNAエンジンを諦め、HV化やダウンサイジングターボ化に奔走し、量販モデル全体に移動&輸送手段以外の価値を見出しにくい絶望的な状況の中で、「MAZDAは『最後まで』楽しいドライブを守る」という現実的でリベラルな態度を示し人気を高めた。自然吸気エンジン&トルコンAT/MTこそが至高であるというスタンスを守り抜いた。

 

不都合な事情

「最後まで」とは「決定的なドライブトレーンが誕生するときまで」だとMAZDAの関係者は明言していた。ターボ、HV、EVにしろ日本市場での使用では「決定的」とは言えないというわけだ。あくまで口当たりの良いセールストークで「ターボやHVが常識」という認識をユーザーに植え付けたが、その際に十分な判断材料は与えられただろうか!?アクアの38.0kg/L(JC08)が何を意味していたのか!?なぜJC08は使われなくなったのか!?これらへの具体的な説明もなく不都合な事情は闇に葬りさられる。アメリカや日本の政府を覆う黒い噂に似ている。そうだこれは政治上の解釈では「ポリュリズム」ってやつだ。

 

 




「痛みの伴う改革」

「不都合な事情」を見て見ぬふりをして2兆円の利益を計上するようになったトヨタだが、どっかの国の自動車産業の大スキャンダルを見て冷静さを取り戻したらしい。突然にリベラルなクルマが登場しました。このヤリスにも搭載されている「ダイナミックフォースエンジン」は、ある種の見方をすれば国内外の(MAZDA以外の)他社が追従して「行き過ぎた」自動車ポリュリズムを退潮させ、自動車業界全体に向けられた不信がどんどん募る状況を変えようとしている。それがトヨタ社長が仰る「痛みの伴う改革」の趣旨なのだろう。

 

国民は全て膿?

「シングルマザーは死ね」

「サービス産業の従業員に社会権はない(非正規は論外)」

「中小企業は淘汰されるべき」

「農家を助成する余裕はない」

「低成長はオッサンの責任」

「イノベーションが起こせない若者は不要」

ちょっとヒステリー過ぎるが、この世論を捏造・拡声しているのはメディアであることに疑いの余地はない。つまりこれらのナイフのような言葉は全てメディアで働く連中の考えに合致しているわけだ。公務員と既得権益企業のトップが政治を主導している限り、目を背けたくなる状況は変わらないだろう。もちろん色々な意見はある。バブル最強の生き残りトヨタですら「ギクシャク」するくらいの改革が必要なのだから、日本全体を改革する過程ではあらゆる悲劇が起こるのも仕方のないことなのかもしれない。

 




あの時代へ突き進む!?

内閣のメンバーが次々と訴追されては「改革」が進まないから検察のトップを操る。これも現実的な選択肢なのだろうけど、誰も首相や財務大臣を訴追できない絶対的な支配こそが一番危険なのだと歴史が教えてくれる。赤松満祐や明智光秀の話ではない。井上日召や小沼正は人間的にも非常に魅力を持った素晴らしい人格者だったらしい。総理や副総理が「100日後に死ぬ」なんてことがないといいが・・・。

 

何の因果だ・・・

許されるならば、1.5LのダイナミックフォースエンジンにMTを組み合わせて車重980kgに抑えられたトヨタの「リベラル」な一台の走りを堪能したい。しかし言うまでもないけど世の中はまさに「一寸先は闇」だ。冷戦期の混乱から抜け安定が保たれるようになってから東欧もベトナムも飛躍的に発展した。「ア⚪︎ノミクス」が掲げた外国人観光客、女性活躍、非正規雇用を無くすなどの主要な政策全てが「反故」にされ消費税のみが上がった・・・そんなマイナスな状況に加え、「家を買う」「クルマ買う」「旅行する」「イベントに参加する」など半永久的に不可能な状況だ。なんとも恨めしいタイミングに出てきた「名車」だ・・・。