日本車 VS ドイツ車

日本代表 

レクサスLC500 

(本体価格1350万円)

ドイツ代表 

ポルシェ718ケイマンGT4 

(本体価格1259万円)




 

クルマ好きなら・・・

いつの間にやら気がついたら、日本メーカーとドイツメーカーからとてもクールなハイエンド・スポーツカーがラインナップされていた。かつてのホンダ、マツダ、アルファロメオ、BMWのスポーツモデルが好きだった熱心なファンほど・・・この2台の存在は気になってしまうのでは!? サーキットに行かない人々にとっては日産GT-R、メルセデスGT-AMGといったツインターボのスーパースポーツはオーバースペックで、とにかく無駄が多いので、無理して資金を用意しようとは思わないけど、「自然吸気エンジンとの対話」が最大のテーマとなっているこの2台ならば・・・ちょっとだけ真剣に考えてしまう。

 

エンジンはまだ終わらない

レクサスとポルシェ。日独を代表する巨大グループが時を同じくして、軽薄なエコ・トレンドに流されずに、「今こそ自然吸気スポーツカーだ!!」と宣言しているのだから、まだまだ自動車業界も捨てたもんじゃない。「エンジンの時代はこのまま終わるのだろうな・・・」と諦め半分だったユーザーと同じように、開発担当者も過ぎ行く時代を憂いているし、歴史的名車に携わる機会に飢えていたんだと思われる。日本メーカーではまだまだMAZDAロードスターやトヨタ86 / スバルBRZが北米市場で好調。自然吸気ではないけどルノー日産グループのアルピーヌからA110が誕生したり、S660が作られたりしていて、マーケティングがしっかりしている大手メーカーからも躊躇なく2シーターのスポーツカーが発売されるようになっている。