日本でEVに乗る意味
水力発電が盛んな富山県や福島県ならば、ピュアEVを普及させる価値はありそうだけど、火力発電が主体でいくらか揚水発電を行なっているだけの東京電力管内ではガソリン車を無理にピュアEVに置き換えるメリットは、環境面で考えても小さい。夜間電力を使って充電することをユーザーに強く求め、自宅に充電設備がないとピュアEVを販売しないMAZDAの方針は理解できるが、街中の急速充電を使うことを前提とした大容量EVの存在価値がいまいちわからない。自動ブレーキは急速に普及しているのでそれほど神経質にならなくてもいいかもしれないが、街中で歩行者を轢き殺すEVが増えることは歓迎できない。
ガソリン車でもいいんじゃ!?
ガソリン車のユーザーは少なからず罪悪感を抱えている。自動車メーカーのポジショントーク(「反社」トーク)やAJAJのステルスマーケティングに惑わされることなく、自らの選択を肯定できる根拠を自力で導き出さなければ、楽しいカーライフは実現しない。「法律を作るのはオマエではない!!」と言われるかもしれないが、何だかんだ言っても50年前のクラシックカーをシートベルト無しで乗ることだって合法な世の中だから、そう簡単に選択が狭められることはないだろう。休日の人通りが多いところに2002年以前の旧規制の汚い排ガス車で白い煙を上げながら走り抜けていくバカは論外だけど(乗る場所考えろ!!)、今の日本でガソリン車を選ぶことはそんなに悪い選択ではない。