スポーツカーではないから大ヒット
ロードスターが最も売れているアメリカでは、ユーザーの半数以上は女性だという統計がある。初代NAロードスターが1.6L自然吸気で発売され、当時のアメリカでは6気筒でないと男のクルマではないという風潮もあったようで、男性ユーザーからは敬遠されたが、独特のフォルムを備えていて女性向けのエコでスタイリッシュなクルマとして大ウケしたらしい。
小排気量で燃費が良いだけでなく、2シーターで無駄なシートを搭載することもない。ラゲッジ部分もほとんどないため、余計なものを衝動買いすることも抑えられる。究極にエコなクルマと言える。お買い物に全く使えないクルマというわけではないけども、ロードスターでコストコに行く人はまずいないだろう。割り切った考えかもしれないが、ストロングハイブリッド搭載のグレードがあってもいいのかもしれない。
日本でも女性のクルマになりつつある?
日本とアメリカでは環境が違うとは思うが、日本でロードスターをメインで所有している女性ユーチューバーは結構増えてきたように思う。クルマにこだわる女性はMINI、GR86、ジムニーなどに乗っている勝手な印象があるけども、その中でもロードスターをMTで乗ることにステータスを感じている人が多いようだ。女性は基本的に男性よりもオシャレなのでロードスターに合っている。
ダサい格好のオッサンに限った話ではないけども、イメージを毀損させるユーザーがオープンカーを選ぶのは勘弁して欲しい。逆に普段から身だしなみに人一倍に気を遣っている人は、周囲からの注目を集めやすいクルマという意味で、ロードスターは合っていると思う。身なりがしっかりしている人ならば、どんなクルマでもよく似合う。軽自動車も、カローラツーリング、シエンタ、ライズも不思議とオシャレに見える。