[MAZDA] ブランドストーリーの「伏線回収」は?

第五世代のディーゼルを使う

第五世代、第六世代、第七世代と市場の変化に振り回されっぱなしだけど、なんだかんだ言ってもMAZDAは潰れることはなさそうだ。第六世代は確かに第五世代からの正常進化とはいかなかったけども、その分MAZDAの開発者には大きなプレッシャーがあったと思う。奇跡の復活を遂げた第五世代を受けて、どんなクルマを作ればいいのか!?しかもエンジンもサスは封印。クルマのレベルが下がったとは絶対に言わせたくない。欧州向けに第五世代から存在していたディーゼルはメルセデスやBMWを先んじて高性能化を実現(詳しくは「午前零時の自動車評論7」沢村慎太朗著をお読みください)していたが、それを日本市場に投入して対応。トヨタからTHSも借用。ほぼほぼ「新メーカー」誕生レベルの新装開店状態。

藤原さんのため息

努力の甲斐あって、どこのAJAJ連中も素人さんもGJアテンザがGHアテンザに劣っているとは言わなかった(MAZDAファンも状況を察してダンマリ)。しかし藤原さんはフロントのDWBを失ったアテンザを口惜しそうに語っていた(詳しくは「仕事がうまくいく7つの鉄則・マツダのクルマはなぜ売れる?」フェルディナント・ヤマグチ著をお読みください)。第六世代になってから一気に有名になった感がある藤原さんだけど、「我々がコケたら、みなコケる」として今は我慢の時期だと言っている。悔しくてやや暴走気味なところもあったのだろう。「ポルシェ、メルセデス、BMWが作ったオープンスポーツなんてさ・・・」とか「小排気量ターボなんて80年代にすでにMAZDAでは理論的に否定されている」とかインタビューて放言するヤバい人(面白い人 / 正直な人)になっている。