日本車 VS ドイツ車

 

ポルシェの決断

ポルシェは991、981世代より、一部のモデル(911GT3など)を除いて水平対抗ターボを全モデルに採用するようになったが、981(ケイマン、ボクスター)は4気筒化されエキゾーストの魅力が大きく損なわれてしまった。987世代までは日本市場でも大ヒットしていたが、981世代後期モデル(2016年〜)は殆ど走ってないデモカーアップと見られる718ケイマンが中古車市場で多数見つかる。ポルシェもこの状況を憂慮してか、ターボ化はCO2削減効果は薄く自然吸気への回帰を発表した。718ケイマンに後継モデルが存在するかどうかはわからないけども、ポルシェのスポーツモデルが積み上げてきたドライビング・エクスペリエンスをより濃厚に体感できるユニットとしては「自然吸気」が至高だとポルシェが認めた格好だ。

 

今日の調子は・・・

レクサスの5L自然吸気V8も、ポルシェの4L自然吸気フラット6もいつまで続くのか不透明ではあるが、市販車のエンジンを俯瞰しても、この上なく所有する喜びが大きいエンジンだと言える。「紅の豚」のように手練なマシンと日常を過ごしたい・・・という人にはこの上ないモデルじゃないだろうか。ガサツと言ったら失礼だけど、ガバガバと最大トルクが出るターボエンジンでは、日々のマシンの調子なんかもそれほど気に止めなくなりそうだ。噴け上がりまでの「行程」を楽しめる「自然吸気エンジン」だからこそ、今日は調子が良いな、今日はイマイチだな・・・なんてマシンとの対話もできる。ドライビングが退屈しないから、「ヘイ!!メルセデス」なんて機能もいらない・・・。