二極化は行き詰まる
メチャクチャ高性能な非日常なクルマか、カラカラに乾いていて潤う部分が全くない低コスト乗用車しか市場ではみられなくなる!?メーカーもユーザーも二極化への流れは不回避だと覚悟していたのだけど、結果的にどっちも売れない負のスパイラルへ突入した。もはやお金に余裕があるならば、地下鉄が走っているようなクルマが全く要らない場所へ引っ越せばいい。実際に人口減少時代に突入しても一都三県の人口増加は止まらない。そして千葉市は増えているけど成田市は減っている。クルマへの求心力が失われた結果による、人口変動の加速と決めつけるのは早計だけどさ。やはり魅力あるカーライフがないと地方都市に住んでみたい気持ちは・・・。
乗車体験を極大化する
オーラ、ゴルフを見ているとちょっとポジテティブな気分になれる。この二台は急速に進んだ二極化でクルマから離れて行った人々の気持ちを取り戻す方向に進化している。遜色ない基本動力性能が備わっていて、アタッチメントとインターフェースの進化が最大の鍵になっている。某高級ブランドの中型スポーツセダンのような軽自動車でも使わなくなってきている安っぽいタッチのレバー類は、極力排除されている。内装にハードプラが使われるだけで揚げ足を取るカーメディアのセンスのなさは無視していい。可動部(物理スイッチ)がどれだけ子気味よく動くかは非常に重要だ。そして日本の最大手メーカーはこれがやたらと下手くそだったりする。