繁栄のための異分子
日産も次期フェアレディZを発表した。e-POWERとEVシステムで、電動化の最先端を進む巨大メーカーだけども、電動化技術を排除してマニュアルミッションの6気筒ターボだそうだ。
MAZDAは30年以上もロードスターを作り続けている。半世紀以上も総合自動車メーカーとして専用設計スポーツカーを生産し続けているのは世界でもMAZDAとゼネラルモータース(GM)だけだ(ポルシェとジャガーはかつてはスポーツカー専売メーカーだったし)。
ホンダはHONDA-eやS660など、設計の多面化という意味では優れた存在感を発揮し続けている。
スズキは。やっぱりジムニー。直結AWDやオフロード走行を手軽に楽しめるクルマはとんでもなく貴重。
三菱は・・・えーと、かつてこのメーカーが開発したRRの小型車シャシーが、スマートやルノーのRR車として発売されて、日本でも嬉しそうに乗っている人が結構いる。
そしてマスターピースが?
どのメーカーもある種の懺悔の気持ちを持ってファンを向き合っている。思いやりを持ってできる範囲で必死で頑張っているのがわかる。その姿勢がある限りは、各メーカーのクルマ作りは決して単なる「コモディティ化」に陥ることなく、多くのファンに理解され続けるのだと思う。利益は度外視で、決してブームなどにはならないだろうけど、メーカー開発者が想像するある種の「クルマの理想」が伝わる設計は、国境を超えてあらゆる地域で共感を呼び、やがては欧州の有名ブランドのような「マスターピース」な雰囲気をどんどん出していくんじゃ無いだろうか。とりあえずAJAJは邪魔でしか無いので解散してくれ・・・。