2017年話題だった新型モデルに『点数』をつけてみた。その2

2017年は振り返ってみると、ミドル級のモデルはなかなかの多作でした。前回に引き続き、まだまだ「一家に一台」にふさわしいモデルがたくさんあったので追加で採点してみました。

 

第5位 BMW・X3 64点

①エンジン5点・直4ターボ(B48)のみの投入。5000rpmのターボで十分とのことらしい。BMWのHPの主要諸元から車重のデータが抜けている。どうやら作っている側もバランスを欠いていることは認識しているらしい。

②サス7点・ライバル車はエアサスもあるけど、全くそういった需要に応えようとはしていない。しかしBMWのノーマルサスは年々嫌味がなくなっている。イイ感じだ。

③ハンドリング7点・全車Xドライブ(AWD)とはいえオンデマンド式なので、ほぼFRで走行。

④インテリア6点・そのまま3シリーズ(2018モデル)の質感

⑤コスパ5点・値引きもそれなりにありますが、値引きなかったら候補から消えるのは早い。

⑥燃費5点・直4ガソリンにはやや荷が重い。ディーゼルなら少しは増しだけど、1840kgなら余力とまでは行かない。

⑦走行安定性7点・SUVでオンロードの性能を追求するというベクトルはあまり感じない。

⑧静粛性7点・静か過ぎたらBMWじゃないけど、結構静かに感じる。

⑨デザイン7点・日本メーカーの暴走デザインとは対極にあって好感度は高い。

⑩安全性8点・ボデー剛性が高くてワイドなボデーだとやっぱり安心だと思う。

 

第4位 シボレー・カマロ 66点

①エンジン7点・アメリカのスポーティモデルは、パワーをケチらない。

②サス6点・シボレー/キャデラック最大の弱点?

③ハンドリング8点・左なのであまり自信がないけど、良く曲がる印象。

④インテリア6点・マスタングもそうだったけど、日本車やドイツ車に慣れていると、あれ!?ってなる。アメリカで一般向けに作られている質感がそのまま。

⑤コスパ7点・V8搭載モデルは間違いなく安い。

⑥燃費6点・だいぶダイエット(1570kg〜)してきたので日本でも乗れるレベルまで改善。

⑦走行安定性7点・アメリカングランツーリスモがヘナチョコな日独車を凌駕する時代はすぐそこまできている!!

⑧静粛性5点・これはちょっと残念だった。Cクラスに見られるタイプの騒音がちょっと看過できないくらいになってます。これこそスポーツモデルというのがGMの言い分か!?

⑨デザイン7点・好き嫌いの問題。

⑩安全性7点・最近のアメリカ車は安全性も高くなってきた。

 

第2位 トヨタ・カムリ 72点

①エンジン8点・これが速くてビックリ。エンジンが気に入って買う人の気持ちもわかる。

②サス6点・トヨタのストラットはサイズが大きくなるにつれてジタバタする。

③ハンドリング6点・ここで無茶しないのがトヨタの良心なんだろね。文句があるやつはジュリアを買えばいい。

④インテリア6点・期待していたけど案外だった。ここでちょっとガッカリさせて新型クラウンへ誘導する戦略だと思われる。

⑤コスパ8点・300万円台でフォーマルにも使い倒せる上出来なクルマ。

⑥燃費9点・他のメーカーが戦意喪失しそうなモード燃費。実際に20km/L余裕なのでびっくり。

⑦走行安定性7点・FFサルーンの良さを存分に出している。バッテリー搭載位置や車高が下がり確実に安定感は上がっている。

⑧静粛性8点・さすがのトヨタクオリティ。

⑨デザイン6点・フロントマスクだけが残念。

⑩安全性8点・このクルマは北米のトヨタ車では別格の評価。

 

第2位 VWアルテオン 72点

①エンジン7点・VWの北米新戦略を視野に入れたGTサルーン用ユニット。ゴルフR用のデチューン版ですが、パサート2.0の4500rpmピークの渋いユニットとは違ってスポーティに5600rpmピークに仕立てられています。BMWやメルセデスの2Lユニットよりよく回る。

②サス7点・R-line可変ダンパー仕様のみの導入なのですが、どのモードで走っても不快感がない。しかし走りは結構変わる。ポルシェの知見が生きている!?もっとアピールしてもいいかも。

③ハンドリング7点・味は完全に欧州タイプ。新型車種なのに「やっぱりコレだよね」という安心感がある。

④インテリア7点・外装と内装のバランスがいい。

⑤コスパ7点・280psのドイツDEセグサルーンがこの価格(549万円〜)なら満足。

⑥燃費6点・ライトサイジング化に舵を切ったVW。下手なダウンサイジング(パサート1.4)よりは安定して10〜13km/L出せるこのユニットの方がいい。

⑦走行安定性8点・FRのBMW、メルセデスよりワンランク上。重めのハンドリングが安心感を醸してます。

⑧静粛性8点・さすがはゴルフの上に君臨するだけあって頑張ってます。

⑨デザイン7点・パクリという主張もあるようですが、オリジナリティがあって一目でVW車とわかるよ。

⑩安全性8点・VWの上級車ですから悪いわけがない。

 

第1位 アウディA5スポーツバック 74点

①エンジン6点・特にアドバンテージがあるユニットではない。

②サス8点・VW車とは違う一手間入ったアウディのアシ。無様な挙動を出さないことへのこだわりがアウディに金を払う意義だと思う。

③ハンドリング8点・A4とは違う!!そんなバカなって最初は思ったけど、味付けを変える振り幅がかなり大きい。クーペはもっと違うらしいが、5ドアでも十分に違いがわかる。

④インテリア8点・メルセデスにも負けてないですよ。

⑤コスパ6点・とりあえずアウディに客が殺到!!みたいなことは起きていないようだ。やっぱりまだちょっと高い(546万円〜)のかな、コスパかなり優秀(8点?)なスカイラインと比較できるくらいにはなったけど、あっちはハイブリッドだからなー。

⑥燃費6点・小柄だけど車重で乗り心地を作るアウディ。縦置きエンジン/ミッション積んでますし、DCTだと市街地燃費はそれほど伸びない。高速道路専用機なら魅力十分です。

⑦走行安定性8点・FF/AWDサルーンの強みを発揮してます。

⑧静粛性8点・ドイツメーカーではトップクラスの静粛性。レクサスやマツダにも負けない。

⑨デザイン8点・先代が傑作ゆえに評価が難しいですけども、輝いてる。

⑩安全性8点・2013年の大失態(メルセデス/アウディが北米新種テストで日本車に完敗)の後に、地道に高めてきたので、今なら安心して変える水準。

 

採点をしてみての感想

特に帳尻を合わせたわけでもないのですが、妙に納得できる点数差になりました。ただしこの5台の中で一番所有してみたいのはカマロですかね。他の4台は「保守的」な進化が目につくのに対して、カマロは『何か』に挑戦している。せっかくだから右ハンドルにも挑戦してほしいところですけども。

前回の5台と合わせた「一家に一台」ランキング

10位 BMW・X3・64点

9位 シボレー・カマロ・66点

8位 プジョー3008・67点

6位 トヨタ・カムリ・72点

6位 VWアルテオン・72点

5位 アウディA5スポーツバック・74点

4位 ホンダ・シビック・75点

3位 BMW5シリーズ・76点

2位 アルファロメオ・ジュリア・77点

1位 マツダCX8・78点

 

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2017年話題だった新型モデルに『点数』をつけてみた。

「ベストカー」によくジャンル別に各メーカーのモデルを採点して優劣を決める企画がありますが、あれ読んでていつも不思議でならない。なんであんな点数になるの!? 実際にどれくらい採点するのが面倒なのかもわからないのでやってみようと思いました。とりあえずフェアな採点を心がけて、最初は「2017年発売の一家に一台あるといい感じなクルマ5台」で比べてみました。採点項目は10。各10点を配分して合計100点になるようにしました。

項目は

①エンジン(どれだけエンスー度高いか) ②サス(どれだけこだわっているか) ③ハンドリング(どれだけ旋回性能が高いか) ④インテリア(質感の高さ) ⑤コスパ(実際の価値と価格の相関) ⑥燃費(経済性が高い) ⑦走行安定性(高速道路走った時の印象) ⑧静粛性(絶対的な静かさ) ⑨デザイン(主に外装) ⑩安全性(欧州/北米/日本のNCAPとIIHSのスコア)

 

 

第5位 プジョー3008 合計67点

①エンジン5点・1.6Lターボ(通称プリンス)をまだ使わざるを得ない状況は苦しい。車重に合った排気量ではない。ディーゼルも技術が古すぎてちょっと感心しません。

②サス7点・ティグアンより良かったけど、C-HRにやや負けてるという妥当な立ち位置。SUVはサスの性能がクルマの良し悪しを決める要素がでかい。故に今後もまだまだ成長が見込めそうです。

③ハンドリング7点・いくらか酷評するメディアもあったけど、実際のところ旋回性能は想像以上に高い。リアサスがトーションビームでリアが粘らないので、ハンドリングが良いという説は一理あると思う。

④インテリア7点・かなり狙った演出で好き嫌いは出るタイプかも。ちょっと誤解されるかもしれないけど、プリウスのような独特の内装を指向している。内装から個性を発信するクルマは、世界観が豊かですね。プジョー、ボルボ、スズキなどが近年力を入れています。

⑤コスパ8点・357万円〜という設定は素直に輸入車SUVにしては割高感はない。

⑥燃費5点・実用としては許容範囲。他のモデルもそれほど良くはないし。

⑦走行安定性6点・高速道路で怖いということはない。隣のクルマよりも余裕で走れるってほどではないけど。

⑧静粛性7点・欧州車の静粛性は2010年代に入ってかなり改善されてきましたが、プジョーも非常によく取り組んでいるメーカーの一つ。横置きFFは設計面でも有利ではあります。

⑨デザイン8点・ミドルSUVではナンバー1という声もあるくらい。

⑩安全性8点・最近のプジョーはスコアがものすごく改善されています。安心。

第4位 ホンダ・シビック 合計75点

①エンジン6点・このクルマの最大の弱点はエンジンかも。今更に2.4L自然吸気を載せろ!!というわけではないが、シャシーには余裕があって、もっとスポーティなユニットが合いそう(typeR買え!?)。

②サス8点・セダンとハッチバックで差があると報道されているが、悪いと言われるセダンも特に文句はない出来栄え。日本製のダンパーの方がいいってケースは、スバルなどでもしばしば起こりますけども、そんなに埼玉製造車(セダン)のダンパーはダメですかね!?

③ハンドリング7点・やや安定志向にしつけられていて、もっとスポーティになってもいいんじゃないか!?やや欲求不満になるかも。

④インテリア7点・上質さは十分に感じる。けどあまりに無個性過ぎる。

⑤コスパ9点・これは買いだ!!と素直に思わせるだけの魅力あり。

⑥燃費6点・15km/L程度で運用するのがせいぜい。ごくごく標準。

⑦走行安定性8点・高速道路を巡行するにもぴったりなクルマ。昔のシビックとは全然違うよ。

⑧静粛性8点・かなり意識して作ってます。ドア閉めて静かだなーって感じるCセグは、某ドイツ車くらいだったけど、そのクルマを上回っているんじゃないの!? インプレッサやアクセラより一枚上手。

⑨デザイン7点・街中で見かけたセダンはなかなか風格があってアコードのようです。いい感じ。

⑩安全性9点・ホンダを買う理由はやっぱり安全性。

※シビックtypeRは採点から除外しています。

 

第3位 BMW5シリーズ 合計76点

①エンジン6点・BMWだとやっぱり期待はずれかも。直6ターボも今じゃすっかり回転数低めのピープルムーバー用チューンですから・・・。

②サス9点・エンジンやミッションは放置&丸投げですが、サスはかなり力を入れている。

③ハンドリング8点・フルサイズセダンであることを考慮すれば破格の旋回性能。日本車にはたどり着けない領域をまだまだBMWは持っているんだなと再認識。

④インテリア8点・派手さはないけども、下のクラスとはだいぶ違う。満足度は高い。

⑤コスパ7点・しっかり値引きもしてくれるし、未使用車を選べばかなり初期費用は抑えられる。

⑥燃費5点・これはもう栄光の5点ってことでいいかも。

⑦走行安定性9点・貫禄。

⑧静粛性8点・BMWは上のクラスになるとゴムパッキンの分量も増えるので気密性も上がる。

⑨デザイン7点・変わり映えはしないけども、いい意味で染みる地味さが光る。

⑩安全性9点・このクラスのセダンは安全性が売りですから。

※M5、アルピナB5/D5は採点から除外しています。

第2位 アルファロメオ・ジュリア 合計77点

①エンジン8点・ターボだけども回転数を高めに維持しているところにイタリア車のプライドを感じる。

②サス8点・異論はあるかもしれないけど、アルファロメオ的に「中庸」といった感じ。

③ハンドリング9点・クラス最強を自称してもいいと思うが、専用設計スポーツカーが相手だとまた別かも。

④インテリア7点・もっとウネウネして勝負を仕掛けてくるのかと思ったけど、内装だけだとアルファロメオとはわからない感じ。別の解釈をすればドイツ、日本のクオリティをキャッチアップしている。

⑤コスパ8点・280psで600万円を下回る価格にはちょっとグラっとくる。輸入ブランドならそれで上出来。

⑥燃費6点・これを考えて買う人はいないと思う。そして購入を断念する理由も案外コレなんじゃないでしょうか。10km/Lクラス。

⑦走行安定性8点・それほど大きくないDセグシャシーに重厚なサスを組み込んだら、手堅い安定感はデフォルトですね。

⑧静粛性7点・もっと静かなDセグセダンが欲しければアコードを買えばいい。

⑨デザイン7点・案外10年後にまだ「かっこいい」と言われているデザインかもしれない。トヨタ・ヴェロッサみたいに。

⑩安全性9点・2016年のユーロNCAPのトップスコアラー。

※クワドリフォリオは採点要素から除外しています

第1位 マツダCX8 合計78点

①エンジン6点・踏んで楽しいディーゼルはマツダだけ。

②サス7点・やっぱりMAZDAの上級モデルは外さないですね。コストかかってます。

③ハンドリング7点・3列シート車では最強と言っていい。けど他のマツダ車はもっといいけど。

④インテリア8点・6人にするか7人にするか悩ましいくらいにキャッチーなレイアウトです。センターウォークスルーも捨て難い。マツダのピープルムーバーとは思えないくらいによく考えて作られている。

⑤コスパ9点・マツダの300万円オーバーは無謀という声もあったろうに、見事にそれを跳ね返して多くのユーザーを動かした原動力はコスパ。

⑥燃費8点・安い軽油で18km/L出せるなら当然に競争力は高い。

⑦走行安定性7点・3列SUVでもガンガン高速走って遠くへ行きたくなる。いいクルマです。

⑧静粛性9点・このクルマの一番のストロングポイントは静粛性ですね。ほぼほぼレクサスを喰った。

⑨デザイン8点・満足度高め。魂動✖︎ラージサイズの相性が抜群。

⑩安全性9点・「3列目でも十分に安全」なクルマは、ボルボXC90とこのクルマだけらしい。

 

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