第8位 MAZDA3(マツダ)
①ブランド貢献度「6」:セダン、ファストバック、クロスオーバー(CX-30)の一括企画で、旧アクセラの世界40万台を引き継いだ結果、20万台をCX-30が占め、セダン、ファストバックだけを見えれば半減したが、これを売れてないと曲解するネガキャンも見られる。MAZDAがスモール群でも本気で設計することを世界に知らしめた価値は大きい。
②入門者視点「7」:セダンとファストバックを、それぞれ別ベクトルの筆致で描き切った。新興国に敗れ去った日本の製造業の悪しき「妥協」を徹底的に反省して、どこまでも突き抜けたと元幹部は断言している。日本メーカーの「奢り」に辟易していたアップル製品を愛用するようなユーザーに、この想いは届くのではないか!?
③玄人視点「7」:徹底的に調音されたエキゾースト、高レベルの遮音・吸音、ステアリング、アクセル、ブレーキの操作性、これまでドイツ車にこだわって乗っていた人々を吸い寄せるのに十分過ぎる完成度を誇っている。
④技術的独創性「7」:スカイXとディーゼルを含め4種類のパワーユニットで展開されているが、北米仕様はここにはない2.5Lガソリンの自然吸気とターボで構成されている。GTカーとしての魅力を高める意味でも北米仕様を日本で乗れるようにして欲しい。
⑤QOL貢献度「6」:開発者が最高のドライビグカーを作るべく理想に走り過ぎたため。運転を楽しむためにクルマを利用するユーザーに特化したモデルになった感が否めない。しかしここまで純朴にドライビングを追求するクルマが、ドイツ車でも少なくなっている中で、無理のない所有コストで最高のカーライフに辿り着けることは素晴らしい。
合計「33」