第7位 コペン(ダイハツ)
①ブランド貢献度「6」:軽自動車メーカーが所有満足度の限界を突破することを目指して開発された。「軽自動車はコモディティではない!!」というメーカーの強い主張を感じる。ダイハツが、トヨタやスバルに軽自動車を供給するだけのOEMメーカーに成り下がらないためにも重要なモデル。
②入門車視点「7」:セロ(204万円〜)、ローブ(198万円〜)にはそれぞれ約22万円アップのセロS、ローブSが用意され、レカロシート、ビルシュタイン製ダンパー、MOMO製ステアリング、パドルシフト(CVT車)が標準装備となり、コンプリートモデルになっている。さらに車体補強まで入ったGRスポーツ(250万円〜)は専用レカロ、GR専用ダンパー、GR専用MOMO製ステアリングが付く。上位グレードがお得に感じる。
③玄人視点「7」:関東近郊の有名なワインディングロードを走っていると、他車の追従を許さないハイペースのダウンヒルを日中からやってしまうコペンがしばしば出現する。870kgの軽量ボデーなので、気分はAE86のキレキレな走りなのだろう。暴走気味のコペンは必ずといっていいほどルーフが閉じられている。
④技術的独創性「7」:樹脂製の外販パネルを交換できる設計なので、中古車で購入して、約35万円を支払って新品の好きなデザインのパネルに総取替すれば、見た目は新車同様になる。現行の登場が2014年からなので、10年を超える個体が出始めている。街中には綺麗なままの現行コペンが多い。中古車市場は先代が40万円〜、現行80万円〜が相場で、あと5年くらいしたら現行が50万円を下回って外板のニーズが上がりそう。
⑤QOL貢献度「7」:夜中ではなくて、早朝の清々しい空気を感じながら走るプロムナードカーは、セカンドカーのチョイスとしてはかなり魅力的だ。休日も早起きして健康で規則正しい生活を送るという本来の意味で、QOL(生活の質)が上がるクルマ。
合計「34」