第5位 ハスラー(スズキ)
①ブランド貢献度「9」:「スペーシア」「アルトラパン」「ワゴンRスマイル」などファッション性が高いスズキの軽自動車で、一番知名度が高いのが「ハスラー」で、2013年の初代モデルから爆発的にヒットした。軽自動車のSUVというジャンルを切り開き、ダイハツからもタフトが発売された。
②入門者視点「8」:一目惚れも起こりやすいポップなデザインで「愛車」にしたい気持ちが高まる。インパネのデザインは秀逸で、前席周辺に収納がいくつもあり、余計なものを仕舞っておけるので、清潔で整理整頓された車内空間を保つことができる。
③玄人視点「5」:エクステリア、インテリア、パワーユニットのどれもスズキが持てるポテンシャルを最大限に使った納得の設計。当分は変化が少なそうな軽自動車市場なので、数年先でも需要は高い。MAZDAディーラーでも販売されていて、ロードスターとフレア・クロスオーバーの2台所有というケースも多いようだ。
④技術的独創性「5」:ターボ&マイルドハイブリッドは、日産&三菱でも採用されているが、スズキ軽自動車のフラッグシップユニットで、燃費も価格も日産&三菱よりはるかに優れている。「ハスラー」以外にも「ワゴンR」「スペーシア」にも採用されているが、軽自動車の弱点で合ったアップダウンの峠道に対応したユニットが最大限に活かせるのは、地上高が有利なハスラーだ。
⑤QOL貢献度「9」:山登りブームが続く中で、180mmの最低地上高を持ち、ターボにはパドルシフトが付くので、林道もダートも余裕で走破できる。ジムニーよりも快適な居住性で、日本の観光レジャー需要に上手くハマっている。彩度の高いボデーカラーで、安っぽい軽自動車には見えない。スズキのプロモーションを見ても、爽やかなイケメンが楽しそうに乗るクルマのイメージが強調されている。
合計「36」