イタリアとスウェーデンが熱い!!
2010年頃からずっと存続が危ぶまれてきたボルボやアルファロメオだったけども、2025年現在でも、日本、北米でシェアは健在だ。巨大な多国籍企業の利益追求マインドは、市場で主導権を持つ日本車やドイツ車で顕著で、車両価格アップを肯定する狙いなのか、「虚栄心」を満たすような「幼稚な」設計が氾濫している。一方で街中でも存在感は控えめなイタリア車やスウェーデン車の質実剛健かつこだわりのあるクルマ作りは、相対的に魅力を増している。
デザインの感じ方には個人差があるので、レクサス、メルセデス、ポルシェを見て「成金趣味」だと卑下するのは、単なる「バイアス(偏見)」に過ぎない。クルマ選びに際して、個々のユーザーが憧れを持つことも、同じく「バイアス」によるものだ。クルマのブログを書いていると「偏見が過ぎる!!」と苦情をもらうことがある。ブログとは書き手の「情熱」を発信する素晴らしいツールだと思っている。
残クレで堂々と買えばいい。
日本車やドイツ車に欲しいクルマが無いという人には、イタリア車とスウェーデン車に目を向けて欲しい。昨今は価格高騰で、ある程度は余裕がないと購入は難しいけども、「残クレ・アルファード」ならぬ「残クレ・アルファロメオ」「残クレ・ボルボ」という購入方法もある。負担額とカーライフから得られる満足度を天秤にかけて冷静に判断できるリテラシーがある人ならば、カーライフはそんなにリスキーではない。
「経済成長しないからクルマが売れない」ではなくて、「(欲しいのに)クルマを買わない人々の行動力の無さが経済成長しない原因」ではないか!?という意見もある。実際にクルマを何台も保有している知り合いはビジネスで忙しい人ばかりだ。家でもクルマでも買ってしまったら、もう後戻りはできないから意地でもビジネスを完遂するしかない。そんな人しか成功できない世の中になっている。「残クレ・アルファード」を嗤う人こそが資本主義社会に適合できない「底辺」だと思うが・・・。