あるなら最初から出せばいいのに!!#アルファロメオ #ジュリア 、高性能グレード「ヴェローチェ」にFR・右ハンドル仕様を追加 https://t.co/RPjCY7tKv7
— CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2018年1月11日
ジュリアはまだまだ発展途上
何で勝負グレードが左ハンドルだけ!?しかもMT設定は日本では無し。と思っていたら280psヴェローチェの右ハンドル車が追加されました。スペック、走り、スタイルといった主なパラメータでは、ほぼBMW430iグランクーペ(730万円)と同等と言っていいクルマが597万円で手に入る。これはお買い得な気がするのですが、実際のところ430iの新古車(0.1万km程度の新車同様の登録車)は、カーセンサーなどで探すと550万円前後で出てきます。420iだと500万円までは下がるようですが、その下には3シリーズが控えているので、そこまで極端な値引きはないみたいです。
カーセンサー価格で新古車を買おう!!
メルセデスやBMWなど日本でトップクラスにたくさん流通する輸入ブランドでは新古車の「カーセンサー価格」が確立されつつありますけど、アルファロメオ・ジュリアもこれくらいの新古車価格で取引されるようになれば日本市場にしっかりと根付くのではないでしょうか。ちなみに現在の相場はC180が380万円、C200が400万円といったところで、カムリやアコードを買う感覚でCクラスが手に入ります。実際に後席利用を考えてもCクラスの広さがあれば不満はないですし、取り回しも楽。やはり日本メーカー車はシビックくらいの価格(265万円)で勝負しないと厳しいのか!?って気もしますが、気に入って400万円オーバーのミドルの日本車を選ぶ人もいるようです。
コダワリにユーザーがまだ追いつけない!?
『BMW3シリーズの走りでは満足できない!!』何とも贅沢な話だよなー。けどそういう声があって、4シリーズが違う味付けで登場し、やはり4シリーズのフラットな乗り味とクイックなハンドリングという特徴を意識したジャガーXEやジュリアがその後発売されました。走りが充実しているとはいえ、日本の荒れたドライブウェイをどこまでも走るのに向いているわけでもないし、林道に分け入るちょっと想像できないです。高速道路を移動したり、海岸沿いのワインディングをゆっくり流すだけなら3シリーズでも十分。318iなら300万円程度の新古車が出ています。果たして「3シリーズよりもハード路線を標榜する」Dセグのスポーツセダンに納得できる使い道はあるのか!?
ジュリア復活の本当の意味
やはりDセグの最大の売りは・・・安全性。CセグやEセグをはるかに凌ぐ頂点のセグメントであり、久々にDセグを作ったアルファロメオもそこはかなり意識して作っているようで、見事にユーロNCAPでは発売年度のナンバー1のスコアを叩き出しました。さらにアルファロメオが90年代から2000年代にかけて日本でも人気を博しましたが、その当時のアルファの代名詞と言えば自然吸気V6ユニットで、ピストンスピードはホンダ、BMW、アウディに並ぶ世界最速レベル。それが2000年代後半から三菱ライセンスのダウンサイジングターボに置き換わり、直4のつまらないエンジンばかりが載るようになりました。
ベストのジュリアは!?
そんなアルファロメオにV6ユニットが搭載できるシャシーが復活したことも、ジュリア復活の大きな意義だと思います。いよいよBMWと同じ土俵で!!という類のことは色々な媒体で言われていますが、BMWのS55型ユニットに対抗するV6ターボを載せた510psの『クワドリフォリオ』こそが、アルファロメオがDセグサルーンを作る意義を十分に示した存在なのかもしれません。
3er / 4erは転機を迎えていた
M140i / M2があってM5 / M6があってもう十分にハイスペックツアラーの需要は満たしている中で、M3 / M4の影がちょっと薄いかも。M2が往年のM3のサイズに収まっていて大人気になって以降は、M3 / M4の魅力を見出すのは、素人には無理かも。米カーアンドドライバーでも、有名な10ベストカーから定番の3シリーズはすでに追放されていて、代わりにM240iがその地位を占めています。
そして新しい3erでは何かが起こるはず・・・
そんな3シリーズ/4シリーズにとって存在理由が、ややあやふやになってきた時代に、アルファロメオがV6ターボを6500rpmをピークに回す(BMWやホンダに対して)挑発的なユニットで復活したことで、BMWも次期3er / 4erへの開発の意味合いも変わってきたんじゃないかと思われます。もしかしたらEVになってしまうかもしれないですが、4600mmのサイズに帰着する意味をもっと追求したような変化が見られるはず。そしてそれはまさかのV8復活かもしれないですし・・・。
再び3シリーズとジュリアの対決
アルファロメオがM2(4400mm級)ではなく、M3/M4(4600mm級)のサイズでジュリアを作った理由は、マセラティのモデルとプラットフォームを共通化させるという設計上の理由が多いとは思いますが、アルファロメオの原点に回帰するためには4600mm級こそが最適という判断もあったのではないか!? 1990年代に極めて理性的に、かつドイツメーカー、日本メーカーを挑発するような、才気溢れる設計を繰り出したアルファロメオが、再び世界を席巻するためにこだわり抜いた第一弾モデルを登場させた。それだけで再び熱いDセグの競争を巻き起こすのには十分だと思うのですが、これはいかに・・・。
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↓未使用(50km走行)の320iMスポ437万円。カーセンサーならもっと安いのが出てくる!!