トヨタとマツダ
日本のカーメディアがトヨタやマツダを「ゴリ推し」し始めたらしい。「クラウン VS アテンザ」「カローラハッチバック VS CX-3」「86GR VS ロードスターRF」「アルファード VS CX-8」いろいろな目立つジャンルで派手にマッチアップをしています。どれだけ売れるのかはわからないですけども、8台とも非常に満足度が高そう・・・もう他の日本メーカーや輸入車メーカーには太刀打ちできないのか!?
欧州車はきっと変わる
ちょっと前までは全自動車メーカーの乗り味において「両極端」の存在であったトヨタとマツダ。それが何を勘違いしたのか、マツダみたいな走りを追求するトヨタと、トヨタみたいな乗り心地を追求するマツダが「クロスオーバー」して、なんだかだどっちでもいいんじゃね!?って乗り味になっている気が・・・。単なるブランドの個性の喪失でしかない。普段なにげなく使うクルマだったらデザインが気に入って乗り心地が合うものを選べばいいですけども、エンスー度は低いなー・・・。どっかに本物の「個性」ってないのか!?やっぱり長いクルマ文化を持つ欧州自動車メーカーは・・・ということで、すっかり現行モデルに飽き飽きしている人々にお届けする、欧州ブランドの懐の深さを感じる『異次元』過ぎる素晴らしいモデルを5つ選びました。
第5位 ミッションE・タイカン
無国籍
全く持って自由すぎる。電動ポルシェ第一弾。もうボクサーエンジンなどとっくに忘れ去っている。スポーツカーブランドであることも忘れてるだろう。もはやドイツメーカーという自覚すらないかも。クルマを見ただけでブランドがわかるようにデザインするのがドイツブランドの流儀なんだけども、アメリカにも中国にもスウェーデンにもルーマニアにもありそうなデザイン。セダンなのかワゴンなのかSUVなのかもわからない。
ポルシェだから期待される
このクルマはポルシェじゃなかったらほとんど期待できない格好してます。ホンダかマツダだったとしてもいいクルマにはなってるでしょうけども、日本メーカーの保守的なクルマ作りでは、まずコンセプトカー止まりな格好している。元日産で『スカイラインクロスオーバー』という自信作が思いっきりスベって今も未練がましいことを言っている水野和敏氏が、市販化されたこのクルマをみて、必ず言いそうなことが・・・「これは私が15年前に設計したEXから様々な要素を取り入れたクルマだと思いますね〜」。全然違うように見えるけども!!
第4位 Sクラス・クーぺ/カブリオレ
メルセデスの価値を示す唯一の存在
世界で最もコスパの良いクルマ。全ての『権力欲』と『支配権』を1500万円で買うことができる。2ドアでフラッグシップのメルセデスってのは、とにかく「ドイツ車ヒエラルキーの頂点」だ。4ドアのSクラスなら小金持ちな経営者であれば誰でも乗れるけど、2ドアはとにかくハードルが高い。アウディには5m級の2ドアを作るだけの自信はない。BWMは何を血迷ったのか、8シリーズを作っているけども、最初から4ドアクーペありきの逃げの姿勢だ。レクサスLCの開発者が小沢コージ氏のインタビューに「ボンドカーを目指した」と語っていたが、おそらく最もボンドカーのイメージに近いのがこの『Sクラスクーペ』だと思う。とにかく5m級の2ドアはこのクルマとロールスロイスにしか存在しない。BMW、レクサス、アウディ、ベントレー、アストンマーティンなどが決して近寄れない聖域のクルマ。
第3位 4C
イタリアの意地
ええええ〜・・・もしかしてリアウインドーを付け忘れちゃったのー!!!エンジンが入ってないのでボンネットが低くできる(ミッドシップです)。FRの86やロードスターでは絶対に出せないシルエット。ドアの雰囲気からどうやらボデーはアルミのバスタブ構造になった!?アルミだから成型しやすいし、ドアの断面もすごい角度でカットされている。このクルマは北米などでは718ケイマンのライバルモデルなんですけど、北米では同じ価格帯でコルベットのベースモデルも売られている。某有名ライターがケイマンとコルベットを比べて、「お話にならないほどの大差」でコルベットの勝ちだと断言。この意欲的なパッケージングを見ると、ケイマンやコルベットとの勝負にかけるイタリアの意地を感じる。
第2位 A110
未来的な走り
なんだかちょっとハ○クソが詰まってしまったゴジラ顔には、好き嫌いはあると思うのですが、このクルマが走っている映像を見ているだけで気持ち良さそうだ。S660だったら日本メーカーでも想像の範疇なんだろうけど、700万円もするスポーツカーを日本国内の市場で売るのは絶望的な状況。スバルS208はファンを動員して売り切ったようですが、700万円でコスパ抜群!!と言わせるスポーツカーってのは、非常に価値が高いと思う。現行モデルで思い当たるのは、BMW・M2くらいか・・・。
第1位 S60
MAZDAを踏み潰せ!!
5〜2位までは全てこのクルマのための前振りに過ぎない。まさかの『MAZDA』ならぬ『MAEDA』の完敗。これ間違いなくカーデザインオブザイヤーを獲ると思う。世界的なセダン不況と言われているのに、どーせカンパニーカーだからテキトーにやっておけ的なあまり危機感もやる気もないEクラス、5シリーズ、クラウンや、『MAEDA』ブランドの一人相撲でしかなかったアテンザをデザインで軽く超えてきた。これは痺れましたよ。恐ろしいくらいにゾクゾクするサイドライン。ちょっぴり2世代くらい前のレガシィB4(歴代最高デザイン)を思い起こすところがありますが、華奢なサイドラインは非常に洗練されている。欧州デザインはまだまだ死んでいない・・・マツダが世界一って誰が言ったの!?
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