「今年のクルマ」ノミネート車27台が選出…日本カーオブザイヤー、最終選考は12月7日 https://t.co/Jln2iaUoFy
— CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2018年10月31日
先が見えている・・・
もう去年の受賞車もなんだったか忘れちゃうくらいに、かなりどーでもいい日本COTYですが、今年は例年になくノミネート車の「個性」という意味でのレベルは低い・・・。10中8、9はあの日本メーカーのSUVになるんじゃないかと思いますけども、これじゃあまともに勝負にならないよなー!!こんな地味なメンバーの中では受賞してもあまり嬉しくないかもしれない。そして最有力候補だったスズキがノミネートをまさかの辞退・・・ジムニーが出てくればとりあえず圧勝は間違いなしだったのでは。
好きなモデルに投票しない背信選考委員たち・・・
もう有力な日本メーカーの候補車は全部辞退でいいじゃん。純粋に好きなモデルを選ぶという前提をぶっ壊すくらいの強烈な説得力を持つモデルは、選ぶ側に過剰なプレッシャーを与えてしまうだろう。選ぶ連中はできればすべての得点を輸入車に入れたい!!そんな気持ちをグッと抑えて仕事が少なくなってきているカーメディアにおいて、意識せざるを得ない『好感度アップ』のために、そこそこ売筋でファンの多そうな日本車に投票する・・・そんな茶番が横行する選考方法には大いに問題があると思う。「全得点をBMWに入れます!!」みたいなヤベー奴が1人くらいいた方が面白いけどなー。「俺はBMWの可能性を信じている!!」とか言い放ってあちこちでBMWの優越性をゴリゴリと語るライターが一人もいないというカーメディアはつまらない・・・個性がないんだよ!!そんな奴らが選んだ賞に価値なんてあるのか!?
空気読めば10ベストカーなんて予想できる・・・
とりあえず10ベストカーを予想してみよう。例年日本車5台、輸入車5台が基本になっているようで、日本車はクラウン、CX-8、CR-V、エクリプスクロスの4台と残り1台を巡ってフォレスターか?カローラスポーツか!?ちょっとSUVが多過ぎるのでバランスをとってカローラスポーツかな。輸入車はすんなりとメルセデスCLS、ボルボV60、アルファロメオ・ステルヴィオ、BMW・X2、VWポロの5台で決まるんじゃないだろうか。もしかしたらDS7が滑り込む可能性もあるかも。
とりあえずマツダに入れる・・・
最終的な結末もまあ見えている・・・順当に行けば1位CX-8、2位CLSでちょっと得点が離れて3位クラウン。とりあえずマツダとメルセデスには得点が集中するだろう。審査員に嫌われているマツダよりも好かれているメルセデスの方が有利に作用しそうだけども、嫌われているはずのマツダはなんだかんだ行ってもここ数年で何度も受賞を果たしている。世界最良のエンジンやクラスナンバー1の静粛性という裏付けが審査員を脅迫している。多くの審査員が嫌々ながらもマツダに点を入れている。来年も新型のアクセラ後継モデルに嫌々投票させられるのだと思う。新型3シリーズ、992型911、新型VWゴルフも登場するだろうけどもマツダに日本車票は集中するだろうさ・・・。
マツダを選んでも誰も喜ばない・・・
しかしこれは『日本カーオブザイヤー』である。決して『マツダCOTY』ではない。好きでもないマツダの、理解できないレベルの技術をわかったふりしたオッサンライターが自身の保身のためにマツダに投票するなんて茶番中の茶番でしかなく誰も望んではいない。もはや日本COTYに選ばれたとしても、おそらく相当にイカれたマツダファンでも全く喜ばないと思う。だってマツダはWCOTYもあっさりと大賞をゲットしてしまうくらい特別な存在だからさ・・・。日本COTYに関しては、マツダにとってはもうほぼ毎年のことなんで感動なんて全くしなくなった。マツダもスズキ・ジムニーに倣ってさっさと辞退すればよかったんじゃねーの!?だって反則みたいなもんだよ。
VWポロがオススメです!!
もう今年はさ・・・VWポロを選ぼうよ。全員一致で10点を入れてしまえばいい。フォルクスワーゲンよ・・・こんなスゲー〇〇なクルマを日本で売ってくれてありがとう!!多分それほど売れないかもしれないけど、そのチャレンジ精神は評価するよ。SUV全盛の中で209万円の価格設定は、ノミネート27車種の中で軽自動車規格のダイハツ・トコットを除けば一番リーズナブルな価格だ。輸入車が10ベストカーの中では断トツに低コストになったというだけで非常に画期的だし、それだけで十分に日本COTYに値すると思う。CX-8がなんだっていうんだ!?CLSは別のカテゴリーで評価すればいいだけじゃねーの!?
プロらしさ・・・
CX-8やCLSが凄くいい!!なんてことは素人でもわかる。これは素人が行う「総選挙」(例えば価格ドットコム大賞)ではなく、自動車業界の全体像を知る選ばれし一流ジャーナリストによるスペシャルな選考だ。結果が素人の「総選挙」(価格ドットコムはマツダが圧倒的に強い!!)と全く同じになってしまうのは悲しいことだ。「え!?なんでそのクルマなの!?」ってニワカな素人に思わせることに意味があるんじゃないか!?もちろん予想外の候補が受賞すれば、一時的にそれなりの批判はあるだろう。しかしそこで最もらしい理由を2つ3つ出してねじ伏せてこそプロのジャーナリストだし、27のノミネート車どれが受賞してもその理由が簡単に言えてしまうのがプロの自動車ジャーナリストってものだと思う。
ノミネートの日本車はすべて大賞に値する
セレナe-POWER、クラリティPHEVあるいはトコットでもそうだが、最近の日本車はあまりにも商品力の牙が尖り過ぎている。その気になればいくらでもこのクルマが最高なんだ!!というアピールはできるだろう。・・・いやバブル期から日本車とはそういうものだったわけで、2000年代の中だるみの時期を過ぎて、再びバブル化へ回帰している部分がある。開発/発売するモデル数がどのメーカーも少数に限られてくる中で、とにかく当面は日本生産でペイできるレベルの高い商品設計が十分に施されている。どのモデルもメーカーの総力を挙げて開発されていて、どこかしらにクラストップレベルを誇る要素があるのだから、そこを強調すればいくらでも大賞に値すると思う。もうどれでもいいのだから、完全に選ぶ奴の好みの問題だと言っていい。どれでもいいのだけど、結果的に価格ドットコム大賞と同じ結論だったら、プロライターを多数動員してまでやる意味はない・・・。
輸入車もすべてオッケーじゃないの!?
それに対して輸入車はどうなのか!?1000万円くらいする高額モデルが5台(CLS、G、A7、A8、カイエン)。まあどれも良くて当たり前だろう。バカみたいに走りや運動性能を磨いているアルファロメオ・ステルヴィオとジャガーEペース。これがベストという人は一定割合いるだろうから大賞の資格は十分にある。先代よりも随分デザインが良くなったBMW・X4は実車を見ると極太なリアホイールが、日本メーカーにはなかなか表現できない次元で、このクルマがアメリカのトラック文化にルーツがあることを示している。車種/文化としてのルーツはアメリカで、技術的なバックボーンはドイツの名門BMW。このハイブリッド・カルチャー=「ミクスチャー」の価値がわかる人には相当にツボるんじゃなかろーか。X4を大賞にしてもいいんじゃないの!?日本で売れているとかどーでもいいじゃん。
VWは4台もノミネート!!日本市場を重要視してます!!
残りは結構本気で日本市場で売るためのモデルばかり。X2、DS7クロスバック、XC40、V60、ポロ、ティグアンTDI、パサートTDI、ゴルフトゥーランTDI。欧州メーカーが日本で勝負できるモデルを本気で作るとこーなるのか!?日本の排ガス基準で叩かれることがない水準までリスクヘッジした新型ディーゼルをわざわざ新開発したVWの努力を認めてあげてもいいんじゃないの!?日本勢にはただの1つも日本市場向けユニットなんてないのだから。
カーメディアがフルボッコのX2も全然OK
X2は日本勢の横並びな容量重視のSUVとは距離を置いた立ち位置で、これがちょうどいい!!こういうモデルを待っていた!!しかもかっこいい!!という人は結構多いと思う。カーメディアのジジイがどれだけディスっていようが、FRのBMWよりも走っていて心地よいと感じる部分もある。縦置きBMWの始動時にアホみたいに空転するトルコンとはサプライヤーも仕様も違うミッションがとってもいい。アイシンAWもゲトラグ=マグナもどっちもいい仕事している。欧州FFのミッション二大勢力を両方抑えているモデルってのが面白い。
DS7クロスバックも大賞にふさわしい!!
DS7クロスバックはPSAのプラットフォームでずっと使われていたトーションビームをわざわざ日本車やドイツ車のスペックに合わせてマルチリンクに変えてきたこと。400万円台で高級感あふれるインテリア・アナログクロックが付いてくる室内(なんでマツダはクロックやらないの!?)。アイシンAWのミッションにKYBのサスペンション。日本メーカーの中上級モデルのスペックを抑えつつも、フランスメーカーらしいエスプリの効いた内外装。これで470万円は安い。実際のところコスパはCX-8並みにいいんじゃないの!?これも十分に大賞の資格がある。
やっぱり今年もボルボ!!
そしてボルボV60ですが、このクルマはホンダやマツダが捨ててきてしまったフロントDWBの横置きモデルを再び復活させたという意味で非常に価値がある。いいクルマなのはもちろん素性がいいから!!XC40もクラス水準を考えるとお世辞抜きでレベルが高い・・・。ボルボは去年受賞してた気がするけど二年連続で大賞でも誰も文句を言わないと思うよ。
好感度アップを狙った審査員は徹底的にディスる!!
国沢さんも清水和夫さんも好感度アップなんてつまらないこと考えないで、思いっきり我の強い選択をしたらどうですかね。ご覧の通り27台どれが大賞を受賞してもなんの違和感もないです。5年前だったらこんなわけわかんないクルマを選ぶな!!って批判もあったかもしれないですが、日本車以上に輸入車のサプライヤーが変更になったことで非常に合理的なモデルばかりになったな・・・あとはどれだけドラマティックな後付けの説明ができるかが審査員それぞれの力量なんだろうけどさ、どれだけ「感動」のストーリーを捏造できるのかお手並み拝見。VWポロをよろしく。
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