VWポロが見事に予選突破!!

CX-8が最有力!?いや待て!!

日本カーオブザイヤーの10ベストカーが発表され、今年の個人的なイチ押しであるVWポロが見事にファイナリストに選ばれた。別ブログにコメントでいただいたけども、今年は「CX-8一択」という下馬評らしい。確かにCX-8は、マツダにしては高額な300〜400万円台という価格帯のファミリーSUVで、予想を超えた好調なセールスによってマツダは勇気付けられただろうし、あらゆる意味でこれまでのブランドイメージを打破する1台になったと思う。  

CX-8は確かにすごい

300~400万円台のファミリーカーってアルファードやヴェルファイアと同等の価格設定である。アルファードなんて日本のやり手の土建屋が成功の証として乗る超一流のエクゼクティブ1BOXであり、別名『スライドドアのロールスロイス』とか言われていて、海外では1000万円前後の価格で売られているメイド・イン・ジャパンの最高級車だ。アルファードに対して意味不明な敵意を示しているオッサンとかいるけどさ、60,000ドル足らずの中国製Eクラス、5シリーズや、アラバマだかサウスカロライナで作っているX5やGLEをべた褒めするような人々の価値観はよーわからん。  

カリスマ・・・

そんな日本でも海外でもGT-RやNSXよりも「日本車の神」として多くの人々から崇められてるアルファード/ヴェルファイア。このクルマを買うことが人生最大の晴れ舞台!!なんて人も結構多いんじゃないでしょうか。そんな名車を名指しでライバル指名するような価格帯と車格。ホンダ・オデッセイや日産エルグランドでも全く歯が立たない相手にマツダが噛み付いてどーなるっていうんだ!!という予想をいい意味で裏切ってくれました。オデッセイもエルグランドも性能だけなら全く遜色ないわけですけども、それだけじゃ「名車」にはなれないみたいで、「プラスα」のカリスマ性みたいなものが必要らしい。ビーエムやベンツが好きなオッサンはその辺の事情が掴めないんだよなー。わかったか!?性能だけじゃだめなんだ!!・・・・あ、最近のビーエムは内容がカス過ぎて笑えないと福野礼一郎さんが書いてた。  

本質・・・

土建屋を取りまとめている親方は、彼らを顎で使っている三◯地所のリーマンよりも「本質」を見抜く目があるって・・・そりゃ当たり前のことでしょ。労働生産性が低い日本のリーマンなんて人生全ての稼ぎを、商業主義、国家、家族という3つの「合法的詐欺」に搾取されているみたいなものだ。まあリーマンにもいろんなライフスタイルができてきてはいるとは思うけども、社宅なのでとりあえずドイツ車買ってみたものの、隣の車線のアルファードでくつろいでテレビ見てるファミリーを妬むような人生は早いとこやめた方がいい。アルファードのドライバーは名前だけのドイツ車に乗ってるやつを見下しているんだ。一流企業の社員が生活保護者を哀れむような目で・・・。  

クルマとは・・・

さて、そんなグレードネスなアルファードと初めて互角の戦いを見せるクルマがあわられた!!そりゃCX-8はすごいですよ。確かに2018-2019日本COTYの最有力候補だ!!しかもマツダではかなり珍しい「日本がメイン市場」のクルマだ!!・・・がしかし待ってください!!3列シート車の受賞ってのはあまり例がない気がする。確かにそうだ・・・いつも団体行動なんて人はそう多くはない。東京のど真ん中には異常なレベルの省スペースなワンルームが立ち並んで、社宅がない中小企業の新卒「奴隷リーマン」のスラムが広がっているんだとか。そんな彼らが希望を持つためにはどーすればいいのか?!それが案外クルマだったりするんじゃないかと・・・。  

救うべき、希望を与えるべき

社宅も寮もない上に昔にはなかった消費税が今度は10%になる。80年代の若者と比べて所得税も各種保険料も高く、その上に一律10%(軽減税率あるけどさ)の負担、貯金しようにもクソみたいな低金利。それでも預けておくと金融機関からゴミみたいな金融商品を買えと営業コール・・・(国債金利並みのマイカーローン作れ!!)。どっかのNPOが貧困対策で食品を配る施設でも作ろうものなら、経団連が全力で潰しにかかる。失業してホームレスになり施設に収容され「社会不適格」の烙印が完全に押されない限り必要な保護が与えられない国・日本。三菱が100万円以下でタイ生産の普通車を売ろうとしたら潰された。VWだってその気になれば中国で売っている130万円くらいの旧型ゴルフ(名車ゴルフ6ですよ!!)ベースのモデルを日本で売ることは可能なんだけども、やはり圧力がかかるのだと思う。必要な社会保障もなく、自由競争も歪められた結果、・・・世界最低レベルの生産性しかない能無しリーマンにも雇用が保証される!?  

VWの本質が見えていないのか!?

CX-8にはアルファードと並ぶ「土建屋の成功の証」としての道を堂々と歩んでもらいたい。アルファロメオ・ステルヴィオも素晴らしい。「輸入車」とはこうあるべきだ。日本車には真似できない乗り味と伝統の本国生産。そして何より素晴らしいのがVWポロだ!!日本の10年後くらいをしっかり見据えている!?209万円という価格は「余裕」たっぷりです。東京オリンピックが終わってしばらくしたころには、レクサスもマツダも日産栃木も今のままではいられない。一気に自動車価格の暴落が始まる。ほぼ中国市場と同水準に落ち着くのかもしれない。130万円のゴルフ、100万円のポロ・・・フォルクスワーゲンが一気に1000万台を突破した「デフレ戦略」が日本を覆う日が・・・。  

VWがトヨタを超えたと思うなら・・・ポロに10点入れろ!!

欧州でホンダやBMW、あるいはルノーやPSAのDセグが、アウディのノックダウン車(セアト、シュコダから発売)にあっという間に駆逐されたことを、日本のカーメディアは報じていない。いいクルマ作っていれば「急拡大」すると本気で思っている。もちろんノックダウンは高品質を低価格で売る「ユニクロ」的な戦略なのだけども。10ベストカーの中で異彩を放つVWポロ。輸入車ながら10台の中で最も低価格を実現しています。カローラスポーツの210万円もかなりの「余裕」残しでしょうけども、CVTは間違いなくVWのDCTよりもコスト高ですし、もしかしたらあのトヨタがVWに原価勝負で負けている可能性もあります。トヨタ生産モデルからはトーションビームを全廃するとか宣言しているし・・・。  

舞台は整った。日本COTYは歴史的瞬間を迎える。

VWが「本当」の意味で世界のトップにたどり着いたことを祝ってVWポロを今年の日本COTYに選んだのなら、日本のカーメディアもまだまだ捨てたモンじゃないなー。CLS、Gクラス、V60など日本車では代替できないようなデザインと設計を持ったクルマは全て予選落ち(ステルヴィオは審査員特別賞かな?)!!これで何に遠慮することなく、VWポロ・10点、CX-8・8点、X2(エクリプスクロス)・5点、ステルヴィオ(クラウン)・2点くらいの配分ができるのではないだろうか!?政府に「忖度」して不景気やデフレマインドな報道が自粛された結果、日経225も連日の高止まり気配・・・今年の日本COTYがそんなヤベー空気をぶっ壊す一大イベントになれば大成功じゃないでしょうか!?日本はすでにフォルクスワーゲンを買うくらいに貧乏な国になったんだよ!!というメッセージを発信してもらいたい。    

「欧州車と日本車の実力差が逆転した!?」

 

 

最新投稿まとめブログ

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です