無駄な自動車レビュー
日本市場には「大きすぎる」「無駄なパワー」「個性的すぎるデザイン」・・・そんなことはわかってるよ、いちいちネガティブなコメント出してくるんじゃねー。当たり前のことしか言わないジジイって、今までどんな感性で生きてきたんだ!?ってちょっと絶望的な気分になる。自動車ライターやってる連中のほとんどがこれに該当するのかもしれないけどさ、とりあえずつまらねーし、景気に悪影響だから静かにしててくれねーかな!?軽自動車でも乗ってろ!!
日本市場向けというゴミ
暗い気分で鬱屈する若い世代は、「当たり前」を連呼するジジイ連中に迎合したゴミみたいな日本車には背を向けていいのかもしれない。プリウス、C-HR、カローラスポーツ、MAZDA3、シビック、インサイト、インプレッサ、VWゴルフ、BMW3シリーズ・・・は?全部つまんねーよ。消えて無くなれ!! ・・・ってことで、これらのモデルを避けて、ちょっとレアな雰囲気が楽しめて、「脱・日本市場」という個人的なこだわりを追求できるモデルに無意識のうちに目が行ってしまう。ジープやミニが人気になったりして、大手のメーカーもそんな「不満」需要をしっかり見据えているようで、少々これは日本市場では辛いんじゃないか!?っていうモデルも徐々に躊躇なく発売するようになってきた。
そもそも日本が・・・
日本人のライフスタイルは情報化社会の成熟により、再び強く「欧米依存」を強めつつある。あらゆるサービスがかなりのスピード感で広まる。すでに日本社会そのものをすっぽり覆ってしまった感もある「GAFA」の個々の時価総額がトヨタを大きく上回るのも仕方のないことだ。こんなことを書くと袋叩きにされるかもしれないけど、奴隷のように働く日本の低スペックな雇用体系に組み込まれ人生の貴重な時間を大して価値のなくなった「社会経験」に費やし、G7に名前を連ねるのが恥ずかしいくらいに低レベルの日本の平均所得、それにすら達しない若年層労働者の置かれた悲惨な実態は大きな歪みを生んでいる。
セレブに憧れる貧民街
世界の進化に日本は完全についていけていない。ニューヨークの中心部では年収20万ドルくらいないと家を確保できないけども、港区の平均世帯年収は10万ドルに満たない。広尾とか安っぽい集合マンションが立ち並んでいて15万円程度の家賃(年収600万円でも住める)の物件はたくさんある。路線価格なら西国分寺や立川とあまり変わらない。シンガポールや中国と比べても残念ながら港区は勘違いした貧乏人が集まる「スラム街」と言わざるをえない。経済レベルを考えると、都市の中心部にしては恐ろしいくらいに住宅のレベルが低い。
報道ステーションの白髪老害を見りゃわかるだろ・・・ブレブレ
若年層には違和感しかないけど、ジジイ世代は奴隷労働国家に誇りを持っていて、隣国よりはずっとマシだと思っているらしい。こういうことを書くと「さっさと隣国へ帰れ!!」とか罵声を浴びさせられるだろうが、心にゆとりがない人々から何を言われてももはや何も思わなくなった。世の中にはそういう人が一定割合いる。そして今の日本の50歳以上はそんなクレイジーな人の割合が極めて高い。そんな上の世代を見ていて、さらに積み重なっていく違和感が、自分の偏見をも助長させていくのがわかる(自覚してます)。・・・そして結論として、心にゆとりがない・くだらない上の世代の人々と同じクルマには乗りたくないなーと思う。大雑把な言い方だけども、今時の日本市場のメインストリームはとにかくダサい。日本市場のコアからかなり外れている、より「アメ車」「ユーロ車」の特色を備えたクルマが魅力的に見えるんですよねー。
レクサスES(アメ車代表サルーン)
「アメ車」代表はレクサスES。長らくアメリカ市場でレクサスのベストセラーとして君臨。50,000ドルクラスのプレミアムミドルサルーンとしてBMW5シリーズやメルセデスEクラスと同等以上にシェアを分け合う存在に。歴史ある有名ブランドのライバルモデルを打ち破ったポイントは、「静粛性」「キャビンの広さ」「衝突安全性」「高速安定性」・・・つまり5シリーズ、Eクラスに対して全面勝利を収めたこと。これ6年前からブログで一貫して主張してきたけど、当時は「いい加減なこと書くな!!」とか特に反証もなく批判された(それでジジイが嫌いになった)。
50歳以上は不都合な真実を直視できない?
情報化社会のおかげでIIHSのデータなどが誰でも気軽に入手できるようになり、さらにドイツメーカーの悲惨な実態が不祥事とともに暴かれてからは、さすがにジジイの批判も少なくなってきたけど、6年前は本当にクズがたくさんいらっしゃった。能力のない人間に不都合な真実を見せることがそもそも間違えかもしれない。安倍内閣ではないけども、とりあえず不都合な統計は「改ざん」すればいいと思っているんですよ。50歳以上ってのは・・・。そりゃ日本のホワイトカラーの労働生産性が極めて低くなるのも仕方ないよなー。ドイツ車買えるくらいの収入の仕事をやってる連中がこんな無能でいいのか!?という意味でかなり衝撃的でしたから・・・。
完璧な存在は時に市場を破壊する
レクサスESはその販売実績から考えても北米のチャンピオンサルーンと言って差し支えない。あまりに優秀過ぎたために、北米市場においてサルーン市場の硬直化を引き起こし、北米でのサルーンの人気を下げてしまった。愛すべきドイツサルーンを基本性能で完膚なきまでに叩き潰すなんてやり過ぎだ(国沢も清水和夫もこの現実を直視しないで死んでいくだろうな)。ついでにレクサスGSもダメになった。米国のサルーン文化は根強い。リビング空間の移動。これがサルーン支持の根底にあって、SUV人気は凄まじいけども、フラットに走らせることで得られるより快適なキャビン空間を求めるならばサルーンにまだまだ圧倒的なアドバンテージがある。そして横置き設計によるコスパの良さも大きい。MやAMGのためのFRになっている現状は辛い。直4ターボの縦置きはほぼ例外なくカスだ。
サルーンであることの必然性
昨年にこのクルマが日本に導入されて、なぜこのクルマがアメリカで選ばれているかの考察はカーメディアから提示されることはなかったように思う。アメリカ市場でアメリカ車の王道として成功した。その意味をある程度は正確に伝えるのがカーメディアの役割なんだろうけども、かの市場への差別意識なんてのもあるんだろう。アメリカで売れているモデルなんてさ・・・と鼻で笑っている感じだった。プレミアムサルーンではレクサスESが、大衆ブランドサルーンではベース車となるカムリが北米市場では圧倒的な強さを見せつけている。セダンの復権が狙い通り成し遂げられるかはわからないけども、トヨタが世界を動かそうと奮闘したモデルをアメ車代表として楽しむのもいいかもしれない。カムリとともに新たに導入された欧州では成功できるのだろうか!?
プジョー508(ユーロ車代表サルーン)
「移動するリビング」を追求するアメ車サルーンとは、全く真逆のアプローチで作られる欧州の4ドアサルーン。リビング性能よりも、グランドツアラーとしての適正が重要なポイントとなる。日本市場じゃ「でっかいリビング」も「長距離運転」もそれほど重要ではないみたいだ。いちいちレビューで言及されていて「いらねー」って思うけど、どうやら一番大切なのは「荷室の広さ」らしい。商用バンの基準でサルーンを測るな!!
走るためのサルーン設計
あまりフェアではないけど、全米チャンピオンのレクサスESに対して、新欧州基準を目指すプジョー508が絶対的に優っている点は、リビングを捨てたことで得られる「操縦性」。いつしか日本メーカーのサルーンが失ってしまったハツラツとしたハンドリングと、SUVでは絶対に実現できないフラットな乗り味。決して新型エンジンなど積んでいないし、ミッションもトヨタ系列サプライヤー(アイシンAW)のパドルシフト付きトルコンATを装備しているだけなんだけど、クルマの基本設計がある種の理想をダイレクトに追求しているゆえにサルーンとしての価値が生まれる。
プリウスとC-HRの矛盾
失礼な言い回しかもしれないが、トヨタプリウスとそれをベースにしたC-HRの関係を考えた時に、プリウスとC-HRにはデザインやサイズによる選択基準はあるものの、プリウスよりもさらにフラットなライド感を追求するのがSUV版のC-HRという倒錯した関係を見ても、トヨタが日本市場向けに作るクルマの設計はユーザーの目先を変えるだけの、小手先なものなんだろうな・・・と悲しい気持ちになる。プリウスが4ドアサルーンのスタイルを採用するのは、クルマに格式を求めるユーザーを意識してのことなのか!?
日本向けの設計は今も「昭和」
そして同じトヨタが北米向けには、サルーンの設計を最大限に生かしたレクサスESを販売している。さらに皮肉を浴びせるならば、クラウンのようなソフトな足回りを追求するのであれば、それはむしろSUVにエアサスを組み込んで作り上げるものなのかもしれない。さらに余計なことを言ってしまえば、BMW3シリーズやメルセデスCクラスといったプジョー508と同等のサイズのプレミアムコンパクトサルーンにFRシャシーのメリットは享受しにくいのでは!?クラウン、Cクラス、3シリーズはどれでも「昭和」に生まれたコンセプトを矛盾を孕みながらも続けている。日本市場はよくも悪くも保守的だ。トヨタが終身雇用を放棄すると宣言し始めた。リストラしない!!と言っていた10年前とはあらゆる意味で状況が違うらしい。労使関係はあっさり変わるけど、クラウンはやめないようだ。昭和的なものは全て見直しが求められている!?まあ若い世代はクラウン、Cクラス、3シリーズは買わないんじゃないの!?
最新投稿まとめブログ