賃金が上がらない日本市場で当然のように売れてるクルマとは!?

この記事は「毒性」が強めです。お読みになる際は自己責任でお願いします。




壊滅的な日本市場

消費増税以降の自動車メーカーの元気の無さはもはや末期的だ。三菱、スバル、マツダはいよいよ日本市場での販売継続がかなり難しくなってきた。欧州やアメリカでは過去20年で賃金が2倍近く上昇しているけど、日本ではまさかの減少傾向にある。しかも容赦ない増税。マツダもスバルも軽自動車を作り続けていれば、150万円くらいで最高のドライバビリティが得られるモデルもあったかもしれないけどさ。いずれにせよ三菱、スバル、マツダの3メーカーは米国市場でもクオリティの高さが光る「良いクルマを作るメーカー」だ。そして、あまり大声では言えないけど、トヨタ、ホンダ、日産は米国向けと日本向けで仕様どころか車種まで違うダブルスタンダード・・・。

 

マツダの無謀さは誰にでもわかる

アメリカに比べればビンボーでしかない日本市場で「シングル・スタンダード」な自動車メーカーはもう生き残れないのかな!? さすがのドイツ勢も日本市場を完全に見限ったようで、日本専用スペックなるものを作って利益を確保している(赤字かもしれないが)。日産の小型車向けエンジンがベンツに載っていたり、ビーエムも直3ターボをデフォにしたいようだ。ドイツの名門が恥も外聞も捨てたエンジン選択でなんとかビンボーな日本でも売れるパッケージを作っているのに、日本メーカー車が2.4Lや2.5LのガソリンNAを贅沢に使うなんて許されるのか!?さらにEJ20が惜しまれつつ引退しますが、フェラーリやポルシェのスポーツカー用ターボユニットに匹敵する高回転ガソリンターボが500万円のクルマに載ってます。さらにSPCCIとかいうエンジニアリングの理想を突き詰めた新型エンジンまで出てくる、スカイアクティブXは日本市場ではもはや「特権階級」の自動車としてしか成立しない気がするが・・・。

 

そりゃトヨタが売れるよな・・・

個人事業主や会社経営者ならば、節税の名目でリースなど様々な購入方法がありますが、多くの自動車ユーザーは頭金でポンと出せる金額はせいぜい300万円くらいだと思う。独身男性が浪費もせずに貯蓄に励めば、3年くらいで無理なく購入予算は溜まるけども、その3年の我慢に値するクルマを300万円で探すとなるとかなり難しい。結局の落とし所は、プリウス、カローラの上級モデル、86、ヴォクシーを新車で、あるいはEクラスや5シリーズをそこそこ状態の良い中古で、まあその気になればLS、Sクラス、クワトロポルテ、パナメーラも選べるけど維持費が気になるかも。ユーザーの本音(個人的な感想)だと「3年の我慢」に値するのはアコード&MAZDA6の上位グレードやスカイライン、フェアレディZ、WRXの新車くらいでしょうが、まあ見積もりは500万円くらいになる・・・。

 

つまらないクルマは要らない

賃金は一時的に上がってるように見えるけど、長期的には厳しいだろうという予測は誰の目にも明らかなのでお財布の紐は自然と固くなる。クルマを購入する予定だった資金は次々と株式市場に流れやがて塩漬けに。投資に不慣れな日本人の資金が塩漬けになればなるほど、日本にはびこる「高齢&マスコミ主導社会」の悪い面がのさばるだけだ。もはや「デフレ経済」ではなく「ゴミ経済」。テレビもユーチューブもブログもなんでもそーですけど、メインコンテンツって「お得な商品の情報」だったりするわけですよ。ほとんどのメディアはゴミ経済の広告塔でしかない。既存社会の象徴としてテレビなどのマスコミを公然と批判する若手のユーチューバーが必死に考えたコンテンツが「ライフコスト削減案」だったりする浅ましい社会。もともと薄っぺらい価値観しかないからオルタナ(テレビに変わるもの)にもならない。

 

缶入りの酒を買うヤツは終わってる

結構メチャクチャなこと書きますけど、どこのスーパーマーケットでも「缶に入った酒」ばかり。はっきり言って缶入りの酒を買うオッサンは軽蔑してます。アルコール度数9%くらいの缶チューハイが人気だそうですが、強いのが飲みたいならボトルで買えばいい。工場で化学的に生成された何の味わいもないアルコール成分に清涼飲料水を混ぜただけの「液体」を飲み味が悪くなる缶のまま飲む。若い頃は自分もやっていたのでゾッとしますけど、破滅的な飲酒文化でしかない。それでもアルコールはまだまだボトルで買う文化を守る人も多いですし、ウイスキーの出荷も増えているとか良い傾向が見られる。

 

日本流のスポーツ自転車

趣味で自転車にも乗る。休日にはなかなかの数のサイクリストが集まるコースが近所にあって、いろいろな「趣味の自転車」を見かける。ここにも日本社会の「ゴミ経済」の市場原理が大きく働いている。当たり前だけど自動車と比べると自転車は驚くほど安い。ざっと10分の1くらいの価格で買える。実家まで20kmで、日中に自動車だと40分くらいかかる道のりが、自転車でも50分くらいで行ける。往復で500円くらいかかるガソリン代も不要。電車だと1時間で往復800円くらい。健康診断の結果がしんどくなってきたので、継続できる運動として試したところサイクリングはおそらく最強レベルだ。スポーツカーが好きならその乗り味にハマる人が多いだろう。趣味の幅も広がるので、クルマに乗らない人との話のネタにもちょうど良かったりする。

 

本質を破壊

30万円のロードバイクはナンセンスかというとそーでもないです。2万円くらいの軽快車(シティサイクル)と比べても最高速も巡航速度もだいたい2倍くらい速い。15kgくらいあるママチャリの約半分の重量なのでスピードが出るのは当たり前ではあります。「40km/h以上で走れる」ことを考えると30万円は決して高い買い物ではないと思うが、日本の「ゴミ経済」に取り込まれてしまったサイクリング文化は、とても悲惨なことになっている。軽快車を生活の足として荷物を運んだり子供を載せたりする使い道に文句をつけるつもりは毛頭ありません。所有する自転車は全てカゴ無しのスポーツ車ばかりで、買い物、駅、税務署に出向く時などの所用には一切自転車を使わないので、自転車=趣味の乗り物でしかないのですが、休日のサイクリングコースで見かける自分と同じ使い方をしているであろう多くの人々の選ぶ自転車は確実に「ゴミ経済」に蝕まれていると感じる。

 

クロスバイク=クロスオーバーSUV

自転車文化が日本よりも盛んな欧州やアメリカには存在しないジャンルの「クロスバイク」というものが日本の趣味サイクリングの世界では圧倒的な存在感を放っている。ロードバイクの価格帯が15万円〜100万円以上なのに対して、クロスバイクは5万円〜20万円くらいの分布になる。元々のコンセプトはそれぞれ20万円くらいするロードバイクとマウンテンバイクの「いいとこ取り」をした「クロスオーバー」車という位置づけらしい。ハッチバックとミニバンのいいとこ取りをした「SUV」みたいなものか!? 

 

SUVと同じ構図!?

価格帯から想像するにクロスバイクは日本市場の「ゴミ経済」に受け入れられやすいようにパッケージを調整した「趣味の自転車」のようです。冒頭に書いた今時のメルセデスやBMWのような「割り切り」が日本市場攻略のカギなんだと思う。ちょっと厄介なのが一括りに「クロスバイク」とされているもの中に、ママチャリの部品を流用してデザインだけスポーツバイク風に仕立てたものと、過去のロードバイクのフレームを流用することでコストを抑えたモデルが入り乱れていること。例えばGIANTやFUJIといった有名メーカーのクロスバイクならほぼ「後者」になるようだ・・・。そして休日のクロスバイクを楽しむオッサンは「自転車に乗る意味ある!?」って訊きたくなるくらいにノンビリ走ってますね。

 

考えればわかること

「レースをするわけでもないからそんなスピードは要らない」って声もあるけど、あらゆる乗り物には「適正な速度」ってものがある。レースをするわけではない!!からって自動車が幹線道路で20km/hで巡行していたら迷惑以外の何者でもない。同じように自転車が平坦な道で10km/h前後でノロノロ走っていたらとても邪魔だ。趣味のスポーツ自転車ならば最低でも25km/hの巡行が必要だ。マラソンランナーが20km/hで巡行し、ウサイン=ボルトが35km/h以上でスプリントするのだから、スポーツ自転車に乗るならばそれ以上のパフォーマンスを発揮しないと乗る意味がない。同じようにツールドフランスのタイムトライアルでは自転車で60km/h近い巡行を1時間続けるのだから、自動車の幹線道路の最高速度は80km/h以上であるべきだ。

 

日本の規制

欧州における乗り物の制限速度感覚は非常にまともだと思う。電動アシスト自転車も欧州仕様は50km/h以上まで加速できるけど、日本向けは25km/h以上での加速アシストは原則で禁止らしい(アウディは欧州で80km/h出せる電動バイクを販売している)。トヨタのHVが50km/h前後に燃費の目玉を持ってきている段階で、幹線道路の80km/h化は無理なんだろうな。

 

視界に入れるのも嫌・・・が本音

G20で唯一賃金が上がらない国・日本ですから、そりゃ世界のどこにもない「独特の消費文化」ができちゃうのも仕方のないことかもしれない。缶入りの酒、クロスバイク、トヨタ車はこれから先も売れ続けることだろう。子供の頃から「日本社会は優秀」って教えられてきたけども、確かに優秀だと思える側面もいくつもあるのだけども、割と当たり前になってきている生活習慣の中身が「ゴミ経済」の腐臭を放っている。

 

趣味とはクオリティの追求であるはず・・・

誤解してほしくないけど、あくまで「趣味で」酒、自転車、クルマを楽しむ人に関する話だ。生活の手段として自転車や自動車を使っている人を軽蔑する意図は全くありません。マツダ車好きのブログにやってきて意味不明なコメントを残す「身分をわきまえない」トヨタユーザーや、自動車専門雑誌でプライドを捨てて「トヨタ車はいい!!」とか書いている評論家への偏見に過ぎません。「趣味のクルマ」としてならば、「あんなのはクルマではない」・・・。




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