カーメディアはブームを煽る
21世紀も中盤に差し掛かれば、もはや人々は「一過性のブーム」なんてものにノセられることもなくなっていくだろうし、オレオレ詐欺に引っかかる人もいなくなるんじゃないか!?少なくとも自分の身の回りでは、どちらも現実的ではなくなってきている。別に自分が珍しい存在だとは思わない。誰だって身近にポケモンGOやパズドラにハマり続けているオッサンや、オレオレ詐欺に引っかかった高齢者がいたら、どんな事情があるにせよドン引き以外のリアクションはできないだろう。自動車業界もリッターカーブーム、ミニバンブーム、SUVブームってものを経てきたわけだけど、その時期にブームになっているクルマを買うほどつまらない経験ってないんじゃないだろうか!?それにもかかわらず、カーメディアでは「ブーム」でクルマの優越が語られ続けている。
メチャクチャな論理
「小排気量ターボ」「ハイブリッド」「DCT」「多段化AT」・・・近年のカーメディアでは常識のように語られてきたトレンド(ブーム)だけど、実際にクルマを吟味すればそれらが単なる「作る側の都合」でしかないことがわかるし、これに沿わないクルマ作りをするメーカーを安易に否定するレビューが多過ぎることに呆れ果てる(断言する!!国沢のレビューは全部コレだ)。レビューを書いている人々(AJAJライター連中)と自分ではクルマの良し悪しの観点がまるで違うんだな。だからもうカーメディアなんて読むだけ無駄だと思う。「作る側の都合」を「ブーム」だとすり替えて煽るだけのカーメディアが活動すればするほど、日本市場のクルマはどんどんつまらないものになっていくのだろう。