スポーツカーを買うなら・・・
「スポーツカーを新車で買う」なんてのは・・・よっぽどの潔癖症でも無い限りは、とっても贅沢な選択だ。家族を乗せるクルマ(サルーンやSUV)ならば、最新の運転支援システムが付いていて、衝突安全テストでもハイスコアな「新車」を選ぶメリットは非常に高い。同じように考える人が一定数はいるので、新車価格もそれなりにリーズナブルだ(スポーツカーの新車に比べれば)。ファミリーカーの中古車市場は手軽にマイカーをゲットしたい人々が殺到するので、必ずしもコスパが良いとは思えない。しかしスポーツカーは・・・一部の人気モデル(S2000、初代NSX、R32〜34のスカGなど)の価格高騰を除けば、中古車市場で調達するほうが理にかなっている。
ライフスタイル
令和になっても、スポーツカーでドライブデートを楽しみたいという昭和な気質は残っているのは薄々感じる。冴えたマーケティングを見せるトヨタが、レクサスの2ドア車でこの需要を吸い取っている。パワーシートはもちろんシートヒーター、ネックヒーター、マッサージ機能付きの『スポーツカー』・・・なかなか破壊力満点だ。あらゆる「社会常識」を蹴り破って、狭い日本のめちゃくちゃ低い制限速度を遵守して走るなんて最高にパンクな乗り物なのかもしれない。東京と長野や岐阜あたりで2拠点生活を営むような自由な新人類ならば、移動時間を豊かで実りあるものに変えてくれるスポーツカールックの「グランドツアラー」に投資するのもアリだと思う。彼らの多くは、どんなに忙しくてもクルマやロードバイクに乗っている時間は大切だと感じていることだろうし・・・。