13台目
ホンダ・アコード
合計40点
作り込み9 フィール8 静粛性9 デザイン7 コスパ7
まさかの国外生産
レジェンドが先進自動運転で世界をリードするハイエンドサルーン化されることが前提で、日本市場ではリース用モデルにシフトした。代わってプライベートサルーンのフラッグシップは、これからはアコードが担っていくことになるようだ。歴史あるブランドの伝統モデルだけど、なんと本国(日本)生産は終了とのこと。経営合理化と言われればそれまでだし、日本の工場で高級車の量産ラインを維持するのは全くの時代錯誤なのかもしれない。栃木、愛知、山口、福岡には他社の高級車製造ラインがあるけど・・・今後どうなるのか!?
ギリギリの実用価格
メルセデスやBMWが日本市場で500万円超のモデルを売るのが難しくなっている中で、465万円というアコードの歴史からは想像できない強気な価格設定。それでも「内容」を見れば、安売りするのは難しいことはよくわかる。カムリHVが走行性能と経済性を高いレベルで融合させつつも、可能な限り安く売ろうとしているのに対して、HVとEVの中間を狙ったホンダのe:HEVは、カムリHVより100万円くらい高くても納得してもらえるだけの、「走りの質」「インテリアの作り込み」「静粛性」「経済性」などオールラウンドに高性能な仕上がりを見せている。465万円という価格設定も快適なライフスタイルを手に入れるためには合理的に判断できる常識的な金額だと言える。