ほぼマ○ダ
カローラ、ハリアー、ヤリスクロス・・・トヨタの稼ぎ頭ばかりだけど、これらのモデルに共通して言えることは、TNGAシャシー、THSユニット、ダイナミックフォースエンジン(一部のカローラは旧型1.8Lだけど)の採用だ。これはMAZDA好きの個人的な妄想などではなく、トヨタのビジネスを描いた本にはっきりと書かれていて、トヨタの幹部も認めていることなのだけど、TNGAはMAZDAのスカイアクティブシャシーをトヨタのコストで設計し直したものであり、THSはMAZDAにシステムを貸与した時に回生ブレーキのフィールが格段に改良され欧州でも普及するレベルへと進化した。そしてダイナミックフォースエンジンは、1.5L、2.0Lともにホンダの自然吸気Vテックのスペックをベースに開発されていることがわかる。
良くて当然
TNGA以降のトヨタ車は欧州市場で勢いがついている。長年この市場向けに取り組んできたMAZDAの経験を「アライアンス」の名の下に奪い取ったと言える。横置きTNGAにTHSを組み合わせた設計こそが、現行トヨタでは最も優れた「乗り味」を実現している。実家がカローラツーリングに乗り換えたが、動き出しだったりハンドリングに関してはMAZDA車を連想する良いフィールに仕上がっている。CVTのミッションは気に入らないけども、これならばVWやルノー、プジョーを買う意味はあまりないだろうし、FFタイプのメルセデスやBMWと比べても「乗り味」に関する多くのパラメータで遜色ない数値が出せている。