市民カーとクロスバイクが認められる?
クルマ&自転車のホビーユーザーとして1つ言えることは、ピュアスポーツ&ロードバイクが「王様」だとして、他にホビーモデルとして興味が持てるのが「SUV&グラベルロード」と「クロカン&マウンテンバイク」であり、対象外だったのが「市民カー&クロスバイク」だった。しかしそれぞれの総合メーカーがもっとも普及型の「市民カー&クロスバイク」に洗練された技術を投入しつつあり、無視できないくらいにこのカテゴリーのモデルの水準が上がってきた。いうまでもないけど、市民カーは、軽自動車やミニバンとは機能性能が異なる。クロスバイクも一流メーカーのものはリアに8段以上のギアを備えていて、軽量なフレームを使っている時点でシティサイクル(ママチャリ)とは異なる。
手軽に楽しく、そして高性能
シビックやゴルフはすでに先代モデル以前から、一流のロードカーに引けを取らない走りで訴求していた。惜しいことだが、どちらもダウンサイジングターボの導入で以前のモデルよりも走りの魅力が陰ってしまった。上位モデルのゴルフGTIやシビックtypeRはどちらも80年代90年代の欧州において「アウトバーンの民主化」を力強く推進した「革命的」市民カーであり、そんな栄光の歴史を背負う現行モデルの開発はさぞかし大変だと思う。「アウトバーンの民主化」に近い状況が、全国各地にある有名なサイクリングロードで起きている。ハイエンドのロードバイクであっても40km/h近い速度で巡行し続けるのはちょっと大変なのだけど、その速度ではしばしば体力自慢のクロスバイクユーザーだったり、それよりも小さな小径車(ミニベロ)のユーザーに「煽り運転」されたりする。
ノープランですがこの4車種揃い踏みによるインスピレーションが止まりそうもないので、まだまだ次回に続けます。