日本と物価水準が同じ!?
アバルトは本国イタリアの次に日本で売れているらしい。G7の中でイタリアと日本は一人当たりのGDPでは最下位を競っている関係であり、物価も似たりよったりだと想像できる。タクシーもプリウスが多い。イギリスやフランスがEVシフトに傾く中で、日本と同じ所得水準で、高齢化率もドイツと並んで欧州でトップレベルに高い。イギリスやノルウェーのように油田やガス田があるわけでもなく、電力事情も非常に厳しいものがあり、日本以上にEVのガラパゴス化が進みそうな国だ。イギリスでアホみたいに売れてる50000英ポンド(600万円)クラスのEVに手が出ない。
スズキの軽が愛される国
フェラーリ、ランボルギーニ、マセラティなど高級ブランドのイメージが強いイタリアだけど、1950年代にクルマ作りに秀でたイタリア人開発者が多くいたから、それらのブランドがイタリア国籍に過ぎない。実際にフェラーリは80年代にも消えそうだったけどリビアのカダフィ大佐が支援したことで知られている。世界中のセレブのためのクルマを作っているに過ぎない。日本やイタリアを経済的に貧しいと言ってしまうのは語弊があるが、どちらも国民の多くが低価格のAセグメント車(軽自動車)を使うのは事実だ。