どっちが強い!?
日本はアメリカやドイツと比べても圧倒的に多くの自動車メーカーが生き残ってくれたこともあって、自動車の多様性が最も担保された素晴らしい国だ。その中でもトヨタと日産はそれぞれにグローバルで1000万台を販売する自動車グループの中核となっていて、他のメーカーとは格が違う。日本市場ではトヨタが優勢で日産はあまり目立っていないが、キャッシュカイやジュークは欧州SUVシーンを築き、シルフィは中国市場の頂点に立ち、ノートe-POWERなど日本でもトヨタの牙城を楽々切り崩しており、世界最強クラスの開発力を持っている。
大企業の掲げるエコ
日本メーカーが次々と電動化への道のりを発表。どこもコンサルの言うがままに環境投資対策(ESG)をしている。テスラは攻めのESGで、日本の自動車メーカーは守りのESGで意味合いはまるで違うよな・・・って感じだけど、まあ大企業が「サスティナブル(エコロジー)」を掲げるのは結構なことだと思う。容赦なく書いてしまうと、破滅的発展を求め、多くの従業員をリストラ、若年労働者や外国人労働者を使い捨て、下請け企業からの苛烈な搾取・・・の果てに誕生してきた「日本の大企業様」にはエコなんて言葉は全く似合わないが。