高級車がちょっと売れてる理由
韓国ドラマを見習えというわけではないが、もっと日本にも景気が良さそうなドラマがあってもいい。高級車が登場するドラマがヒットして、マセラティを駆る主人公に感情移入できる人々が増えれば、上質なクルマを多少は無理してでも買って素敵なカーライフを楽しもうという人も増えて来るだろう。動画サブスクの普及によって韓国ドラマも気軽に観れるので、少なからず日本でも影響を受けて高級車を買うモチベーションが高まっている人もいると思う。
完成度が高い
そんなところにいよいよMAZDA・CX-60が登場した。全貌が明らかになったエクステリアは、やはりMAZDAの仕事だけあって非常に美しい。内装の質感は目を見張るものがあり、マセラティに引けを取らない存在感すらある。そもそもMAZDAはデザインで選ぶブランドではなく、ロードカー&グランドツアラーの理想を追求する設計に「共感」して選ぶブランドだ。デザインがどうあれMAZDAが作ったのだからいいクルマに決まっている。その意味でもマセラティとブランドの立ち位置は似ている。
GJ乗り
CX-60を見て思ったのは、スポーティなデザインを与えられたCセグスモール群のMAZDA3やCX-30にはやはり若者のために作られたアクセラの精神が受け継がれているとともに、ラージ群は第6世代の流れを汲むスモール群とは隔絶したと言えるほどに差別化があるということ
デザインは言うに及ばずFRプラットフォームや直6エンジンへの熱意は、それこそMAZDAがかつてFRセダン、特にEセグを持っていた時代、ルーチェ、センティア、(ミレーニア)に立ち返るのではと思わせるほど
MAZDAが明言することはないでしょうし、本音は分かりませんが、これがアマティの再起であると言ってももはや誰も冗談だとは思わないでしょう
余談ですが、ようやく発売されたグランツーリスモ7のパッケージデザインがポルシェとMAZDAであり、自動車の歴史を描いたオープニングMVのラストが両者のレースで終わるのは、山内一典氏はやはり分かっているなと思わずにはいられませんでした