夢のPHEV
クルマが軽くなりさえすれば、懸念はほぼほぼなくなる。車重1500kg程度のPHEVをどこかのメーカーが作るのは時間の問題かもしれない。FFで1モーター式のPHEVだと1680kg(MINIクロスオーバー)程度には収まっているが、バッテリー容量は極小でEV走行は27km程度に留まる。これが新たに発売されたプジョー308PHEVだとEV走行は70kmまで増え、車重も1660kgに抑えられている。ぼちぼちPHEVが本当の意味で市民権を得てくるタイミングが近づいている。
国民性の違い
それに対して日本メーカーは、やたらとデカいPHEVがお好みのようだ。アウトランダーPHEV、RAV4PHEV、CX-60PHEVが出てきた。この3台は効率を上げるというより、クルマを贅沢品と考える日本的な思考がかなり大きいように思う。日本のサラリーマンが精一杯の贅沢をして買うクルマを3社はイメージしているのかもしれない。クルマをピカピカにする日本人と、クルマが汚れていてもへっちゃらなフランス人の違いが反映されていると感じる。
GJ乗り
ちょっとした疑問ですが、国内メディア向けの試乗ではプロトタイプだったCX-60は英国その他の欧州レビューでは果たして完成品だったのでしょうか(調べろという話ですが…)
いずれにせよ何がRAV4PHEVとの評価の差を生んだのかは気になるところです(航続距離?)
ところでe-powerのバッテリー容量は1kWh台なので、これを給電可能にしてEV航続距離60kmに伸ばすとしたらバッテリー容量10倍、すなわち200kg以上の車重の増加、加えてバッテリー積載による室内空間の圧迫があると思われますが、それがBCセグにおいてどこまで許容されるのかが問題ではないかと
プジョー308PHEVはリアアクスル辺りにバッテリーがありますが、これが後席や荷室に影響がないとは思えませんし(レビューでは後席はライバルに比して狭い?)、そもそもPHEVには車格以上の高額な対価を支払う価値があるのか?という点がDセグに競って採用させるのでしょう(よりパフォーマンスに訴求しやすいという点もあるでしょうが)
ただ、車重を抑えるという考えには賛同できます
例えばMAZDA3ベース1300kg級のボディに200kg前後のバッテリーでシステム250PS前後、トルク40kgm、EV走行60〜70km辺でしょうか
ただMAZDAはMX-30で床下バッテリーの知見を得てラージ群のバッテリー搭載位置を後席下から床下に変えているので、このややSUVありきな設計故にMAZDA3や今後の非SUVラージ群(MAZDA6?)にPHEVを設定するとしたらどこにバッテリーを載せるのかが気になるところです(やはり後席や荷室の下に搭載する?)
さて1400kg級PHEVとなればBセグベースでしょうが、先のe-power+給電の話の様に単純にはいかず、EV航続距離を抑えるか室内空間を犠牲にするかしかなく、むしろシリーズハイブリッドは理に適っているのではと
MX-30に予定されているロータリージェネレーター搭載は、現行EVの航続距離を倍に伸ばすレンジエクステンダー、バッテリー容量半減+シリーズハイブリッドのPHEVが予想されていますが、もう1つバッテリー容量極小化した通常のシリーズハイブリッドのオプションがあり、これが次期スモール群Bセグへ搭載されるのではという予想です
そうではなく新規EVシャシーによるBセグもありえますが、その場合そもそもロータリージェネレーター以前に2025年まで現行Bセグは放置するのか?ということがまず気がかりです(今の時点でかなり気がかりですが…)
wpmaster
コメントありがとうございます。
RAV4の方が評価が高い理由としては、
①英国の電動モデルといえばアウトランダー(先代)で、その方針を引き継いだトヨタの本気に期待
②ドイツメーカーに手厳しい英メディアなので、ドイツ勢に乗っかったMAZDAにちょっと失望
③トヨタの欧州本格進出を歓迎
などなど色々考えられるので、個人的に異論はないです。
シリーズハイブリッドは、CVT搭載車と同じく「街乗り専用車」だと定義しているので、
これをPHEV化してもプジョー308のレベルには辿り着けないですね。MAZDA自身もロータリーのレンジエクステンダーEVは、
自らのブランドイメージ(ロングライドのMAZDA)と合わないかも・・・と懸念しているんじゃないですかね。
Bセグなら10kWhくらい搭載されれば70kmくらいいけると思いますし、噂の1.5L直3スカイXとの組み合わせに期待したいです。