新・御三家!?
PSAの3ブランドが日本市場に叩きつけた3台のCセグ車は、トヨタやMAZDAをなぎ倒すほど競争力に優れるエンジンモデルで市場を開拓して知名度を上げ、日本メーカーがBEVにジレンマを抱えているうちに、BEVとPHEVの販売実績を積み上げようという算段なのかもしれない。BEVを欲しがる客層にとっては、メルセデス、アウディ、レクサスよりもテスラの方がブランド価値が評価されている可能性すらある。これまでのヒエラルキーはあっさりと取っ払われて、テスラ、BYD、ヒョンデが「新御三家」と言われる日が近づいている。
完璧なマーケティング!?
利益が出しにくいと思われる日本のBEV&PHEV市場だけど、アーリーアダプターの取り込みを図るためにも、同じサイズに複数のモデルを投入してユーザーに選ばせる工夫があってもいい。シトロエンC4、プジョー308、DS4の3台のCセグはBEV戦略だけでなく、欧州車が日本で最も評価されやすいCセグに完全に狙いを定めてきたのだろう。Bセグでは日本車が優位。Dセグだとサイズと予算がオーバー気味。