さらにトヨタ占有率が・・・
従来のクラウンファンは、この変化の振り幅についていけないかもしれないが、メルセデス、BMW、日産、三菱、ホンダ、MAZDA、スバルなど中型車以上のモデルを売ってきたブランドの現状に大いに不満を持つ人々にとっては、「え?まさか?トヨタ?買っちゃう?」・・・そんなドギマギした気分になっているかもしれない。ちょっと失礼な話だけど、10年くらい前まで人気だったドイツの高級ブランドが今では選ぶのがとても難しい。東京近郊では8シリーズ、パナメーラ、ブラバスあるいは現行レクサスLSなどもほとんど見かけない。そして稀に見つけると、大体は「仙台」「名古屋」「神戸」ナンバーなことが多い。
高級車(笑)の時代
多少は先入観があって怒られてしまうかもしれないが、ドイツやレクサスの高級サルーンは、ある程度高い所得が得られる地方都市で、かつバリバリのクルマ社会という条件を満たした地域限定で「人気」があるのだろう。クルマ4~5台持ってる富裕層の好みまではわからないけど、東京や横浜でせいぜい1、2台を保有するサラリーマンにとって「高級サルーン」への興味はどんどん失せていると思う。現実にパナメーラ(中身はアウディ)は200万円くらいの中古車が山ほど出ている。東京在住の「クルマにお金をかける」サラリーマンの選択肢は、上級ファミリーカー(アルファード、ハリアー)もしくはスポーツカー(911、86、ロードスター)に二極化している(中古車価格&肌感覚)。