トヨタの完全勝利!?
ラグジュアリーミニバン(アルファード)、上級SUV(ハリアー、NX、RX)、スポーツカー(86、GRヤリス)で金払いの良い優良顧客を掴んで絶好調のトヨタ。子供が3人以上いるリアルな知り合いは、ほぼほぼアルファードを選んでいる。「必然性」と「ステータス」が両立した稀有なモデルなら満足して払えるってのがユーザーの本音だろう。上級SUVが売れるのは、余裕のサス・ストロークで、いわゆる継ぎ目の「ダダダダーン」という入力を防ぎ、さらに静粛性も高くて長時間・長距離での乗員の疲労を軽減する。さらにハイデッカーなので景色がよく見える。旅好きなら1台は上級SUVが欲しい。
市場開拓
スポーツカーは言うまでもなく「趣味性」に優れ、人生の時間を彩る価値あるものとして大いに投資対象になっている。MAZDAも、アルファード代わりの「CX-8、CX-80(未発売)」と「CX-5、CX-60」、「ロードスター」の3ジャンルがブランドの存在意義を示している。これに対して4車種一括企画のMAZDA3のシリーズもそれぞれに煮詰めた設計になっていて「クルマにお金をかける人」への別の訴求をしている。もっと売れていいという声もあるし、4車種40万台というノルマは突破できているから十分という声もある。