高級車に必要な素質
インプレッサや同価格帯のカローラは非常に良くできたクルマで、走るだけなら申し分のない性能を持っている。それでも少なくないユーザーがさらに上級のクルマに価値を見出して多くのカネを費やす。その理由は「見栄」「実用性が高くてオシャレに乗れる」「メーカー哲学に共感」のいずれかだと思うのだが、中古車大暴落のパナメーラなどのドイツサルーンや先代までのクラウンにおいては「見栄」も「地域限定」のものになりつつある。
常に考える姿勢!?
いちいち癪に触る表現かもしれないが「セダンだから高級車」「クラウンだから高級車」「直4だけど高級車」「CV Tだけど高級車」というメーカー都合の合理主義が暴走する中で、代を追うごとに価格だけがどんどんと上昇していった。もしセダンオンリーのキープコンセプト&価格上昇基調で、カムリと大差のない横置きエンジンシャシー(Kプラットフォーム)への移行(大方の予想)だったとしたらどうなっていただろうか!?さらにラディカルなメーカー都合のエゴを続けた先に起きる地獄絵図も見てみたかったが、今のトヨタはとことん考える企業になったようだ。毎年の新車発売でこんなサプライズが続くのだろうか!?