作る側の理屈
ポルシェ、ジャガー、アルファロメオ、MAZDA、BMWなどのファンならば、クルマにも詳しいのでさらに厳しく各モデルの「立ち位置」を精査する。パナメーラ、カイエン、マカンの中古車のダブつきを見ると、ポルシェのこれらへのモデルの注力はファンにとっては期待ハズレな部分があったと言わざるを得ない。
GJアテンザ(MAZDA6)は、MAZDAがマーケットを意識して作った北米&中国向けサルーンである。トヨタ、ホンダ、日産が北米市場で40年ほど苦闘してきた末に勝ち得たカムリ、アコード、アルティマ(ティアナ)の「立ち位置」を模倣したクルマであることは否定できない。
2シリーズアクティブツアラーのように、ノウハウ不足な部分(V6の不在など)もあった。そして何より「MAZDAが作るクルマ」として従来のイメージからズレがあった。先代まではE46系3シリーズやアルファ156をターゲットにしたMAZDAの「ど真ん中」モデルだったのだから、従来のファンの違和感は想像して余りある。
もちろん作る側には別の理屈があるだろう。GG&GHと2世代続いたアテンザを、大きく変化させてユーザーに新しく変貌したことで注目度を高めるのは、これまでの日本メーカーでしばしば見られるセオリーな手法だ。変化のための渾身デザインで、日本市場でも注目度が高まった。
新井雅司
おはようございます。
日産のシーマ&フーガが
生産終了。
新型クラウンが
あんなことになり
次期マツダ6には
大いに期待しています。