わかりにくいクルマ作り
あくまで個人の感想として理解してほしいが、ホンダ・シビック、日産エクストレイル、MAZDA3など、トヨタより確実に味わい深いモデルの存在こそが、トヨタ以外の日本メーカーを選ぶ理由だと思う。しかしスバルに関してはトヨタより明確に美味しいとは感じない。初代WRX・S4、現行レヴォーグなど話題のモデルには試乗してきたが、北米向けバカスペック以外に特段に感じるものがなかった。
新型が出たばかりのインプレッサとカローラスポーツを比べたら、2L自然吸気のダイナミックフォースエンジン(M20A)で武装したノーマルなカロスポを選びたくなる。確かに今のカローラのコスパは驚異的でどこのメーカーも手が付けられない。200万円台前半でエンジンモデルが買えて、300万円を下回るくらいでTHSモデルも手に入る。特にカローラスポーツのガソリンと、カローラツーリングやカローラクロスのTHSモデルは説得力がある。
物足りなさの罠
価格勝負に持ち込まれるカローラは強敵だけれども、ある程度の時間ドライブしていれば物足りなさが見えてくる。トータルでのクルマのバランスが良くないので、走りやレスポンスに粗さが出てくる。インテリアの材質もコストが相当に抑えられていて、造形も洗練度が低く、嵌め込んだだけの樹脂カバーによる内張は、経年でボロッと外れそうな感じすらある(トヨタは長持ちするというけど)。
もう10年くらいはウイスキーが好きだけど「角瓶」には見向きもしなくなった。コロナで外で飲むこともほとんどなくなったし、角ハイボールを出す店で飲もうとは思わない年齢になった。「マッカラン12年」「ラフロイグ10年」「ボウモア12年」「バランタイン17年」などを週末に2杯だけ飲む生活を続けている。5000円のボトルでも20杯は飲めるから一杯250円に過ぎない。繰り返しになるが「角瓶」でも十分に美味しい。私が知人に理解され難いウイスキー沼にハマってしまっただけだ・・・。