セダンの新基準
私のような貧乏な日本車ユーザーのところにも新型Eクラスのダイレクトメールが届いた。どうせベースグレードで1000万円を超えているのだから買えるわけないのだから無駄なDMである。それでも誰が金融資産を持っているか、簡単にはわからないから頒布するのだろう。実家(東京都西端部)の隣人は去年にBMWi5を購入していたから、高所得者が多い地域だけで売れるわけでもない。
東京都中央部(郊外)に住んでいる。休日になるとご近所の方々がクルマに乗るが、ここ数年はメルセデスだとGクラス、GLS、Sクラス、Eクラス、BMWでは8シリーズやX5をよく見かける。金持ちが多くなっているようだ。10年くらい前にブログで調子に乗って「1000万円くらい出さないと輸入車を買う意味はない」みたいな偉そうなことを書いたけども、いよいよそれが現実のものになってしまった。
円安で金銭感覚が・・・
メルセデスから頂いたDMを開けてみた。新型Eクラスの日本市場向けは、2Lガソリンターボが894万円、2Lディーゼルターボ(ISG)が920万円、プラグインハイブリッド(ISG)が1126万円とのこと。かなり魅力的なパッケージオプションがある一方で、PHEVには国と東京都からそれぞれ補助金の適用もあるので、全てのグレードがおよそ1000万円以内で買えるようだ。
パワートレーンのほとんどが先代以前からの持ち越しの効果もあってか、価格が抑えられている印象だ。10年前だと直4に1000万円なんて有り得ない価格設定だったけど、2024年現在では妥当に感じるから恐ろしい。ISGのようなマイルドハイブリッドが付いて直6ディーゼルのMAZDA・CX-60の際上位グレードが567万円ではあるけども、SUVではなくセダンで勝負できるところにメルセデスEクラスの価値は集約される。