ファンは感激の涙
殿様商売モードに突入しつつあるMAZDAの看板モデルとなっているCX-60だけど、「ほら直6で作ってやったぞ・・・買えよ」って感じで登場した。ちょうど乗り換え時期だったり、クルマ難民化していたMAZDA好きの「ドM」な人々が嬉しそうに買いに行った。2019年頃から直6の縦置きエンジンモデルを開発するという情報を流していたために、経済的な準備が整っていた人も多かったようだ。
確かな事前情報に、思いっきり希望的憶測が繰り広げられたが、蓋を開けてみると「SUVのみ」「直6ガソリンは北米のみ」という日本市場で期待していた人々には満足度50%といった経営判断がされた。それでも「ドM」な人々は、日本で発売してくれただけでも嬉しいという感謝のコメントがMAZDA系SNSでは飛び交っていた。常に自動車メーカーへのリスペクトや感謝を忘れないことは、カーライフを心から楽しむ人々の素養ではあるが・・・。
二兎を追う
CX-60の登場によって、MAZDAのフラッグシップはこのクルマと派生のCX-80(未発売)に集約された。アウトバック、レヴォーグ、WRX、BRZのフラッグシップ4台体制のスバルとは真逆のラインナップになっている。「ドM」だったらCX-60で満足できるだろ。軽いのが欲しいならロードスターやMAZDA3、MAZDA2などから好きなモデルを増車すればいい。MTもちゃんと残しておくよ。そんなメーカーの本音が聞こえてくる。
北米市場で勝つためには縦置きにするしかなかった。それを日本市場の燃費基準で売るならば、直6はディーゼルしか出せない。ノア/ヴォクシーのTHSで20km/Lがせいぜい。アルファードのTHSだと16km/Lくらいの燃費だけど、CX-60は安い軽油で19km/L走るのだから商品力は高い。クルマ好きはHEVなんて興味はない。そんな人々に選択肢を与えるのがMAZDAの使命だ。素晴らしいことだけども、うーん・・・やはり二兎を追ってしまった感が残る。
CX-60と80
日本でも成功して欲しい。
某ひでぽんチャンネルでも
問題点が多いようです。
私はCX-60を試乗して
人も荷物も載せられるロードスター
って思ったのですが
運転が楽しいクルマに仕上げて
もらいたいです。
良くも悪くも「MAZDAが作る意味」を十分に示したオンリーワンなので、CX-60は歴史的名車だと思います。
ひでぽんはチューナーなので営業トークはわかりますが、少なからず風評被害はありそうです。
しかしMAZDAのガチユーザーは、短絡的なネガキャンを経験と知識で余裕で跳ね返せるはず。
マツダによるリコール対策やサービスキャンペーン、SNSでの情報収集によるキャッチアップ等々が進められているのもあって、CX-60の4月以降の販売台数は日本・欧州・豪州含めて増加傾向にあります。
wpmaster様が仰るような、某チューナーやPV稼ぎ目的のYouTuberのネガキャンは真に受けない方が良いです。
御自身で試乗して体感されるのが最良の判断です。
では何故売れない?
マツダの世界的ブランド評価は「安いが、走りは欧州車に引けを取らない」であったハズ。
それが、いきなりプレミアム化(しかも内外装ダケ)した上、制御プログラムは不具合の連続。
先日、トヨタが新型RAV4にミドルウェアたるAreneを搭載し、早速 スバル、スズキに技術供与する事を決めたが、マツダの名は無し。当たり前だ。ECUはマツダ独自で開発するそうだから、Areneは不要だろ。
今でさえ、ソフトウェア開発が遅れてるのに、Areneも供与されない。
マァ アメリカ関税で、今年度は軽く5,000億の赤字が見込まれる企業だから、仕方が無いのかも知れない。
「では何故売れない?」は理解できません。アメリカではCX-90がメチャクチャ売れてしまって、トランプさんが怒りました。日本市場でも直列6気筒を一番たくさん売っているのはMAZDAです。「プレミアム化」とは、商品の定義ではなくて、ユーザーから「MAZDAだから買おう」という支持が集まるクルマ作りを指す言葉だと考えております。制御プログラムの不具合は、トヨタと共用した世代で問題となっているので、独自開発に舵を切るのは当然だと思います。見解の相違なので、これ以上のネガキャンはご容赦ください(自分のメディアで発信してください)。