電動車で最高の評価
テスラ・モデルSは強烈なジャーク加速、ホンダアコードはクラス最高峰の乗り心地という点で、個々の電動のフルサイズセダンの評価は極めて高い。アルファードやCX-8といったICEの大型モデルはもちろん、高級車として認知されてきたメルセデスやアウディの同クラスのセダンと比べても、高級車としてのレベルが数段上だと、毎年レビュー集を発売するほどの権威がハッキリと断じている。
同じく日産のe-POWER専用車となっているノートオーラのAWD仕様は、登場した当初から前述の「権威」のライターから最上級の評価を得ている。もちろんe-POWERなので長距離グランドツーリングをするクルマには向かない。街中の近距離だけを走るクルマとはいえ、CVTオンリーのICEでまるで感動がないドライブ・フィールでいいのか?クルマ移動の時間に彩りを付けるならノートオーラのAWDがおすすめとのことだ。
クルマで過ごす時間の質的向上
ドライブ・フィールで選ばれているMAZDA車であっても、ノロノロ運転の街中では楽しさは大きく損なわれてしまう。ロードスター、MAZDA3、MAZDA2のMT車で渋滞にハマったら地獄だ。CVTではなくATにこだわって実装するMAZDAは長距離ユーザーを中心にニーズを得ている。国内ブランドでは他にATを好んで使うのはレクサスくらいしかない。
AT搭載車もMTと同じく、渋滞では変速が多くなってしまい、燃費が目に見えて悪化するので、通勤で混雑が日常のユーザーにとっては避けたい心理が働く。早朝や深夜など渋滞を避ける使い方になりやすい。平日が休みで観光地へのドライブができる人は高い満足度が得られると思う。通勤など渋滞時間帯に街中を往復するだけの使い方では避けられる傾向にある。