次期CX-5は「街乗り」で勝負する。

 

なんかワクワクする

次期CX-5に関する情報を聞いてきた。現在のところ2026年の4月の発売開始を予定しているようで、2.2Lディーゼルは噂通りで廃止になる見込みとのこと。肝心のパワーユニットは、現行にはない2.5Lのマイルドハイブリッドが発売され、翌年以降にすでに発表されている通りの2.5Lのストロングハイブリッドが追加されるらしい。

 

スバル・フォレスターに続き、CX-5にもストロングハイブリッドが導入されるなんて10年前には予想もしていなかった。しかしこの10年で両モデルがそれぞれのブランドにおける不動の最量販モデルという地位を確立し、トヨタRAV4、ホンダCR-V、VWティグアンなど大手メーカー車と比べても遜色ない販売規模にまで達した。もはやニッチな市場を取りに行く個性的なモデルではなくなっていて、280psの2Lターボ、ディーゼルを貫くわけには行かないのだろう。

 

フォレスターの大変身

中小メーカーには光る個性が大事だけども、CX-5とフォレスターに関しては大手メーカーと互角に戦える「コスト管理」が不可欠になってくる。ブランドの個性はWRXやロードスターなどのより小規模ロットのクルマで発揮せざるを得ない。今回のFMCで新型フォレスターはエクステリアを大きく進化させてきたし、スバルのコクピットもまだ6気筒だったレガシィの頃とはデザインや質感がまるで異なっている。

 

「スバル=アメリカ車」の図式が示すように、インテリアのデザインはセンターに配置された巨大なナビモニターを中心としていて、従来の日本車のイメージとはかけ離れしたものになっている。インテリアの変化はユーザーを動員するのに貢献する。日本市場でVWやアウディが苦戦するのは、コクピットデザインに新鮮さがなく割高な車両価格に見合わないと感じるのだろう。一方でメルセデスはもちろん、MINI、フィアット、ボルボなどが日本で根強い人気を誇るのは、インテリアのセンスで鷲掴みにしているからだと思う。

 




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