15MBの欠点は!?
15MBにはマツコネの設定はなく、ボデーカラーも最新の「エアログレー」が設定されていない。近所の知った道や、奥多摩、秩父、道志など、道がよくわかっている地域を定期的に走るためのクルマと割り切っていたのでナビは不要と思っていた。しかし実際にはMTのドライブは、アドレナリンが出て集中力が続くようで、半日かけて下道を往復300kmを走っても、ほとんど疲労感がない。これならば新潟・福島・長野・愛知の各県周辺の列島を横断する国道を楽しく走破できてしまうスペックはありそうだ。ナビが欲しくなった・・・。
MAZDA2の年次改良で15MBに「ナビ」と「エアログレー」が追加されたら、買い替えを決断したいくらいだ。MT車で初期費用もそれほどかからないクルマだと、売買のフットワークも軽くなる。「ナビ」「エアログレー」「MT」完備のスポルトプラスという最上級グレードもあるが、15MBのハイオク指定エンジンと加速重視のギア比はとても気に入っているので悩ましい。実用燃費は郊外ドライブで19km/Lくらいで、こんな燃費が良いクルマに乗ったのは初めて。
MT車に乗ることの意外なメリット
とてもダサい話なのだけど、MAZDA2・15MBに乗るようになって、CX-5 (2.5L自然吸気・レギュラーガソリン) の燃費もハッキリと良くなった。以前と同じように乗っていて、アクセルを踏む量もほとんど変化はないと思うが、認識できないレベルの違いによって予想外に大きな燃費差が生まれるようだ。以前は下道を走っていて11km/Lも行けば良い方だと思っていたが、今では当たり前のように13km/Lを越えてくるようになった。
MT車のドライブは、忙しない幹線道路だと独特の緊張感がある。2車線バイパスの信号先頭で、後続車が後にずらりと並ぶ。発進でモタモタできないので、信号が変わる前から1速でジリジリ動き出し、青信号とともに2速で目一杯に引っ張って、後続に迷惑をかけないように走る。それでも幹線道路はトラックが多いので、気がついたら後ろには誰もいないなんてことがしばしばある。高速道路の合流も問題なくこなせるレベルである。