GTサルーンに拘りたい理由
車両価格が高く、燃費も悪く、取り回しや駐車場確保も苦労する「GTサルーン」を、日本市場で売るのは至難の技なのだろう。世界的にも販売は縮小していてBMW8シリーズ、VWアルテオン(4ドアクーペ)など、BEVシフトの影響もあり、次々と「GTサルーン」が生産終了に追い込まれていく。スカイラインもレクサスISも後継モデルもなく、いつ廃止になってもおかしくない。
SUVのゆったりしたコクピットは、長時間ドライブをリラクゼーションの時間に変えてくれる。アップダウンが多い峠のワインディングを走るならば、ライトウエイトなスポーツカーやBセグのMT車による直結フィールこそが、ベストな選択だと断言できる。上質なSUVとMTライトウエイトで十分過ぎるカーライフが満喫できるのだけど、私がMAZDA好きになったきっかけとなるGHアテンザのコンセプトである「高速ツアラー」の魅力は、また別にある。
FF横置きだからいいんだ・・・
3世代のアテンザは横置きFF設計であるが、同じ設計のアルファ156やプジョー406などの名車は、同時代のBMW3シリーズを上回る評価を得ていた。実際にアテンザも雑誌のテストなどで3シリーズと比べて、直進安定性に優れ、ブレーキングの制動距離も短く、静粛性も高いという評価を得ていたし、衝突安全性(ユーロNCAP)も上回り、個人の感覚で恐縮だけどハンドリングも良かった。
アテンザ(MAZDA6)が初代から欧州、中国市場で爆発的に売れていて、世界中で100以上のCOTYを受賞したことも事実だ。一部の人々はFR化された次期MAZDA6を望んだようだけど、MAZDAが作らなかったのは何らかの事情があるのだろう。北米市場ではGHアテンザにV6が搭載されていた。アキュラTLXのように、2.5LスカイZエンジンとともにFFベースで再び「高速ツアラー」を作ってくれないか!?
後記
最後までお読みいただきありがとうございます。この投稿は2025年6月9日時点での情報をもとに記述しています。今後とも日本市場で展開する自動車メーカーについて思うところを綴っていきたいと思います。
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