スポーツカーなのに地味!?
NDロードスターのような小型ボデーならば、さまざまな色が似合いそうなので、「イエロー」「オレンジ」「グリーン」などイタリアブランドが多用するようなビビッドなカラーリングがあってもいい。まあボデーラッピングフィルムなどの技術も進化していて、社外カラーも手軽に施工できるようになっているから好きな色に変えればいいだけだ。しかしせっかくMAZDA車を買うのだから、その塗装技術を期待した気持ちもわかる。
ロードスターと同じカテゴリーのライトウエイト・スポーツカーだと、GR86 は7色 (BRZには「スバルブルー」があり1色追加)、コペンは9色 (他に塗り分け1種) となっている。ロードスターを含め共通して設定されているのは、メーカーによって調色は違うけども「白」「黒」「赤」「青」の基本4色である。ロードスターだと前述のように、これに「マシングレー」「エアログレー」「アーティザンレッド」の3色が追加される。
コペンが人気の理由
GR86の場合は、基本4色に加えて「リッジグリーン」「マグネタイトグレー」「アイスシルバー」の3色が追加されていて、それぞれに人気が出そうな上品な色合いだ。兄弟車のBRZだと「リッジグリーン」が無くて、代わりにスバル伝統の「WRブルー」が設定されている。MAZDAもトヨタ&スバルも、限られた7色の制限の中でベストに近い配色をしていると思う。
コペンは、基本4色と「レッド&ブラック」の塗り分けの他に5色の設定があり、「トニコオレンジ」「ジョーヌイエロー」「ブライトシルバー」「リキッドシルバー」「ブリティッシュグリーン」といずれも華やかな配色が選ばれている。これだけ魅力的かつ個性的なカラーが多いと、散々に悩んだ挙句に「ブラック」という選択は少なそうだ。