1、低品質なアダプティブヘッドライト
トヨタの全モデルが対象というわけではないが、いくつか該当する車種がある。ある程度の人口がいる地域に住んでいると、昼間は道路の混雑が酷いのが当たり前で、食品スーパーの利用もレジの混雑を想像したら22時以降に用を済ますことも多い。夜に街中でクルマに乗っていると、対向車のヘッドライトが眩しくてイライラさせられることが増えた。
加齢による眼の機能低下の可能性もあるが、眩しい車両はほぼ同じメーカーのものだ。もっとも多いのがダイハツ車で、軽自動車のタント、ムーヴ・キャンパスの2台が目立つ。軽自動車でもホンダN-BOXや日産ルークスなどでは同様の現象は起きないので、ダイハツ(トヨタ、スバルにもOEM)のハイト軽自動車には、いつも憤慨させられる。
ダイハツ生産車はハイト軽自動車だけでなく、普通車規格のブーン (トヨタ・ライズ)にも同じことが言える。一時期はバカ売れモデルだったが、幸いなことに東京近郊ではそれほど多くはない。ヴェゼル、キックス、CX-3の方が多く見かける。しかし夜間の対向車にライズがいると、ダイハツ・クオリティのヘッドライトがムカつくくらいに眩しい。
ダイハツ生産車だけでなく、トヨタが手掛けるヤリスクロスのヘッドライトも低品質である。ヤリスの販売の大部分を占めるほど人気なヤリスクロスだそうだが、近所ではあまり見かけない。それでも何度か夜間に遭遇してオートマティック・ハイビーム攻撃を喰らったことがある。トヨタも都市部で売る予定ではなく、ハイビームへの切り替わりが多い設定なのかもしれない。東京都の条例でこれらのクルマの夜間走行には罰則を設けてほしい。