SUVの決定版か!?
ホンダがミドルSUVクラスのCR-Vにe:HEV(ハイブリッド)モデルの追加を発表した。日本生産のヴェゼルとZR-Vに、インド生産のWR-Vと、アメリカ生産のCR-V(e:HEV版)を加えることで、現在のところユーザが一番お金を払ってくれているSUV市場のラインナップ増強が進み、ホンダ好きが次のクルマをどのSUVにしようかと、あれこれ悩める幸せな時代になった。
リーマンショックで絶望的な状況だったMAZDAが存続できているのも、トヨタが大きなシェアを保ち続けているのも、SUV市場への過剰気味な投資による結果である。2列SUVだけで、CX-3、CX-30、CX-5、CX-60の4台を投入し、それぞれに指名買いが集まるMAZDAの状況を考えれば、ホンダが同規模のラインナップを展開してこなかったのは経営判断ミスと言えるかもしれない。
乗ればわかる・・・ようだ。
日本の個人向け販売市場では、グローバル販売のSUVとロードカー、国内専売のミニバンと軽自動車の大きく4ジャンルに分かれる。ホンダではSUV市場のヴェゼル、軽自動車市場のN-BOX、ミニバン市場のフリードが、国内販売において強烈な存在感を発揮している。ロードカー市場でもシビックとプレリュードが他社を圧倒する注目を集めていて、縮小気味のロードカー市場の中では大健闘と言える。
どのジャンルでも個々のモデルを高い完成度で仕上げ、シェアをしっかり切り取っていくクルマ作りは1980年代も今も変わらない。そんなホンダが、国内市場のミドルSUVに苦言を呈したいのだろうか、CR-Vの量販版e:HEV車を、わざわざ北米からの逆輸入で投入してきた。某大手メーカーに首根っこを掴まれているカーメディアが繰り広げる「ホンダ批判」に対して、クルマで回答して黙らせようという矜持を感じる。