乗り味の追求
これまでブログでトヨタ車の乗り味に不満をのべ、その対極にあるドライバーズ主義のMAZDAのクルマ作りを第五世代(2002年以降)から称賛してきたが、そのスタンスは今も変わっていない。今でもMAZDA車を選ぶ理由が明確にあると断言できる。しかし2000年頃に絶賛されているべきだったMAZDAの良さを上手く説明できなかったオールドメディアが、今更にトヨタ車の走りにシニカルな姿勢を取り続けるは、道理が違うのではないか?と思うことが多々ある。
2000年頃の欧州大絶賛のMAZDAが、日本で真っ当に評価されなかったのは、カーメディアの能力不足もあるだろうけど、当時の欧州ブランドが今よりもずっと魅力的だったという事情もあるだろう。アルファロメオのMT車が新車で買えていた時代だ。MAZDA2のMT車は最高に楽しいのだけど、2018年に生産終了したアルファロメオ・ミトと比べてしまうと、170psと116psの違いこそあれ、MAZDAの最も魅力的なはずの「乗り味」の部分でテイスト負けしてる。
楽しくないクルマを売る手段
アルファロメオ、BMW、MINIから相次いでMT車が消えていく。MTを無くしたら生命線である「乗り味」が実はそんなに良くないことがバレてしまうからポルシェは今後も残してくれるとは思う。ロードスター、MAZDA2、MAZDA3のMT車は、これらの欧州メーカーのMT撤退の受け皿になっている。一方で2ペダル車しか生産しなくなったメーカーは、承認欲求(乗り味の追求)のために際限なくスペック主義に走る。
BEVだけでなくHEVもハイパワー化が限界に達しつつある。日産やホンダが作るBEVの軽自動車が、EVシフトの本来の姿だ。BEVが普及する中国では、これよりも簡素なスペックのBEVが販売の主体である。テスラも北米市場の車格では最もスタンダード(小型)なCセグのモデル3とモデルYの2車種で200万台規模のほとんどを賄っている。ICEやHEVのCセグならば、シビック、MAZDA3、カローラ、1シリーズ、ゴルフなど、サラリーマンでも手が届く範囲ではあるけど、これをBEV化したリーフは高級車価格でないと採算取れないのが現実だ。