トヨタ減税
新型RAV4はHEVで450万円だが、PHEV版の日本価格はまだ伏せられている。現行ハリアーPHEVが547万円(補助金含まず)なので、600万円を超えるかどうかの高級車価格帯だ。HEVと違い補助金の対象となり東京都では合計で115万円の補助が出るので、EV航続距離が大幅延長でさらに最大出力もアップされているPHEV版は、目玉のGRスポーツ版だと800万円くらいになりそうだ。
公用車も私用車もトヨタユーザーであると公言する高市首相が率いる内閣と話が付いていて3月の予算成立後に、補助金の増額があるかもしれない。親米の内閣と歩調を合わせるように、トヨタもトランプ政権の指示に忠実で、2026年中に北米生産のカムリ、ハイランダー、タンドラの日本市場導入は、ホンダ・CR-V、日産パトロールとともに2025年夏頃の対米交渉のカードとして使われたのだろう。これらの総合自動車メーカー3社が政府に見返り(補助金&ガソリン減税)を求めたとすれば辻褄が合う。
保守派の期待を受けるトヨタ
前述のように先代RAV4はモデル末期の2024年にテスラ・モデルYとの世界頂上決戦を制した。トヨタの販売戦略が巧妙だったかもしれないが、SUVで先に急成長を遂げていたホンダやMAZDAに対抗するため、新型シャシー&新型エンジンで挑んだ力作だったことは間違いない。ホンダやMAZDAが市場を切り開くために作るようなクルマを、トヨタが作ってしまったら、モデル末期でも年間100万台以上売れてしまう。
しかしRAV4は2024年末の選挙で当選したトランプ大統領を保護貿易に走らせた原因でもある。コロナ前の2019年のトップ10にはトヨタは2車種(カローラ、RAV4)のみだったが、コロナ後の2022年以降はトップ10にトヨタ車が5車種(RAV4、カロクロ、カローラ、ハイラックス、カムリ)入る状態が続いている。2024年の残りの5車種はテスラ2、ホンダ1、フォード1、BYD1となっている。