名門ブランドへの苦言
福野礼一郎氏の2020年レビューにおける最もクリティカルな「格言」は・・・
『自動車ビギナー市場向けに作った先代Aクラスと初代GLAが日本でバカ売れしてしまったのは自動車文化成熟国としてはかなり恥ずかしい事実』
ってヤツだと思う。そういえば初代GLAを買ったS水K夫とかいうAJAJライターがいたっけ・・・。先代のAクラスはかなり話題になっていたこともあって乗りに行ったけど、メルセデス高井戸のディーラーマンに少々失礼なことを言ってしまった。「このクルマ調子悪くないですか?アクセルこんなフニャフニャでいいのですか?」 そのままブログで試乗レビュー書いたらオーナー様からかなりの数の苦情コメント頂くなど、苦い思い出の1台。
トヨタが5車種の生産終了
サプライヤー主導のコモディティ企画でしかない新興国向けベンツがバカ売れしたことよりももっと問題だと思うのが、日本市場のトップメーカー・トヨタが何のためらいもなく販売終了できる(あってもなくてもいい)モデルが5車種もあったということだ。テスラなど世界中の自動車メーカーは存続を賭けて死に物狂いで新型車を開発しているけど、終身雇用と手厚い福利厚生の日本の大手3社(他にルノーやVW)のクルマ作りにそれを感じ取ることがなかなか難しい。中堅メーカーの企画を奪い取りコモディティ化というリーマンショック後に広がったビジネスモデルをいつまで続けるのだろうか!?。