2モデルが良過ぎる!!
第六世代がブランドの主力市場だった欧州でウケなかった理由は、この記事のタイトルにもあるように、ラインナップの「両端」に位置するCX-5とロードスターだと思う。第六世代でもっとも手が加えられて作られたこの2台が、期待通りか期待以上だったことで、他のモデルが目立たない存在になってしまった。GHアテンザのショートストロークガソリンからGJアテンザのディーゼルorロングストロークガソリンへとユニットを変えたことで、欧州を席巻したGGアテンザの伝統は断ち切られた。中国市場ではGJ発売後もGGとGHを同時生産している。中国市場のユーザーもMAZDAの変化に疑問を感じたのかもしれない。
頑張った!!
2013年に発売されたアクセラは、日本では教習車として多く採用されてしまった。せっかくの美麗なデザインも教習車では、その魅力も半減してしまう。完全にブランディングに失敗している。そしてアテンザ、アクセラとともにMAZDA復活の原動力だったデミオも、ディーゼルエンジンが搭載されて「差別化」が図られたが、5ナンバーサイズのコンパクトカーなのに、ちょい乗りに難があるディーゼルとの組み合わせには、クルマに詳しいMAZDAファンは期待よりも不安が大きかった。・・・振り返ってみれば、次世代のMAZDAがやろうとしているFRシャシーよりもすっと無謀な戦略で第六世代のMAZDAは戦い抜いてきたわけだ。