トヨタの利益率が意味するもの
ちょっと前まではMAZDA車のネット記事が出ると、あっという間に批判コメントが埋め尽くしていた。ちょっと落ち着いたかと思ったら、今度はフルモデルチェンジが実施されたホンダ・ヴェゼルの記事で同じようなことが起きている。MAZDAもホンダも通常時の営業利益は3〜5%に過ぎない。両社ともに新型モデルはことごとくクラス最良を意図した設計になっており、開発コストがかさむこともあり、トヨタが達成している10%なんて数字は出てこない。ある程度クルマが好きな人ならば、ホンダやMAZDAが「クルマの高性能化」で勝負しているのに対して、トヨタは相変わらず「クルマのコモディティ化」で利益を生み出していることに薄々気がついている。BMWやメルセデスの営業利益も3〜5%程度だ。
ゴミな議論
個人的な意見だけど、クルマにこだわりたい人はホンダ、MAZDA、メルセデス、BMWを選べばいいし、クルマは家電と同じコモディティに過ぎないと考える人はトヨタを買えばいいと思っている。ホンダやMAZDAに対しての批判が全て間違いだとは言わないが、クルマにいくらか詳しいと自負するならば、トヨタのクルマ作りを正義(燃費が良いなど)として、ホンダやMAZDAの新型モデルの揚げ足を取るのは完全に筋違いだとわかる。AJAJ評論家のK沢さんはMAZDA3やCX-30に対してトヨタ車を引き合いに出してはあれこれと批判を書いていたのには閉口した。おそらくMAZDAファンではなくても、何言ってんだコイツは!?って感想を持たれた方は多かったのでは。まあカーメディアはもはや何の価値もないし、AJAJユーチューバーやヤフコメ欄などで繰り返される、トヨタとホンダ&MAZDAをごちゃまぜに批評する「論壇」からは、自動車メーカーの創意工夫など全く見えてこない。これが面白いと感じる人もいるのだろうけど、個人的には、彼らがあれこれと意見する度にクルマがつまらないものに感じられる。ラブカーズTVのK口さんのマンネリ動画に何かしらのアカデミックな要素あります!?