欧州CAFE対策
FRシャシーにセダン、ワゴン、2列SUV、3列SUVの4車種が設定され、スカイアクティブG、D、Xの3種類の直6エンジンが用意される。3種類のエンジンは48VマイルドHV及び、大容量バッテリーと給電ポートを追加したPHEVが設計され4〜6種類作られる。さらにトヨタTHS縦置きが用意されるのだろうか、あるいは電動化モデルが少ないTHSの横置きをFFシャシーの5車種(MAZDA3、CX-30、MX-30、MAZDA2、CX-20)に配備して、PHEVとHVのいずれかが全ラインナップに配備されるような体制をとり、欧州のCAFE規制に対抗するのが現実的な路線かもしれない。MAZDAがどうしても作りたい走りの良いモデルを残すために、トヨタユニットと「抱き合わせ」の市場投入をやります!!ってのが今回の発表の主旨なのか!?
価格よりも重大な問題が・・・
日本市場でFRの6気筒となると、非常に高額なイメージがあるらしいが、現行の日産スカイラインは435万円〜の設定で販売されているし、数年前まで販売されていた最終形マークXの3.5LのV6モデルは392万円〜だった。アメリカ市場ではダッジ・チャージャーが29950米ドル〜なので、運転支援が色々と実装されて価格が上昇しているとはいえ、日本市場でも350万円くらいの本体価格で直6モデルが販売できるのではないか!?これならば売れ筋の現行CX-5ディーゼルLパケとほとんど変わらないくらいの価格だ。それよりもMAZDAという一つのデザイナーズ・ブランドの中に、ダッジのようなピュアな6気筒ガソリンモデルや、メルセデスを彷彿とさせるPHEVの6気筒ユニット、BMWのような直6ディーゼルがあり、さらにMAZDA独自のスカイX直6が用意される。そしてトヨタTHSで高い経済性を優先させることもできる。