クルマは悪だ！！
「クルマの所有」という経済活動は今でも尚、ユーザーに非常に大きな満足感が伴うことで成立している。もう何年も所有し続けていると、もはやクルマが無い生活は想像できなくなる。車両価格や保険&税金などの維持費が、決して見通しが良くないライフファイナンシャルプランをさらに圧迫することはよくわかっているのだけど、クルマすら持てない生活はさすがに惨め過ぎる。そんな脅迫観念にずっと追い込まれている可哀想な日本のユーザーたちを、闇から救いたいということなのだろうか！？一般的なサラリーマンでも所有できて、適度に満足感が得られてしまう「麻薬」のようなクルマは、SDG’sの理念にも反する「悪徳」でしかないからいっそのこと無くしてしまおう！！そんな「意識高過ぎる」某日本メーカーについて書いてみる。
SNSマウンティングの時代
SNSの普及で世の中にはポルシェやランボルギーニに乗る人が、実は腐るほどいるってこことがわかってきてしまった。名前も聞いたことがない芸能人でもさらりと買えてしまうくらいだから、クルマ好きに広く知られている、顔出しの自動車ユーチューバーをやっているくらいなら、この手のハイエンドマシンを持ってなくちゃ話にならないらしい。K口さんが新車でポルシェを買ったら、G味さんは今度は新車でフェラーリを買ったらしい。クルマ好きのユーチューブのオススメには、「買いました！！」「納車されました！！」動画が毎日たくさん上がってくる。こんなのばかり見ていたら、ちょっと前までは憧れの存在だったはずのメルセデス、BMW、アウディが普通のクルマに見えてくるから不思議だ。このドイツブランド達がK口さんやG味さんの愛車として購入されることは二度とないだろう。そしてこれらのブランドの下位モデルでは全く満足できない人々も増えていることだろう。